古いバイクの面白みとは?

古いバイクが好きな方でもいろんな方がいます。
本当に古いクラシックバイクが好きな方や、海外のものが好きな方
など選択は自由です。
当社はごぞんじのとおり、主に70年~90年ぐらいの
バイクがメインで、それより古いもの、またはモノコックの
フレーム形態になった新しいものなどは取り扱っていません。
なぜなのか?と問われればあいまいな答えですが、私のような
一般のライダーが乗って面白いからと答えます。しかもフルに性能
を引き出すとかそういうことでなければ乗るのも簡単。
デザインや造形美などももちろんこの頃のバイクが好きなのですが、私の場合、飾っているだけでは飽きてしまいます。
それより何より、この頃のバイクのよさは乗っての楽しさにある
と思います。
その楽しく感じる理由として、この頃の古いバイクにはちょうど良いぐらいの操作感と、電子デバイス品が間に入らないことによる
ダイレクト感にあると思います。
自分がアクセルを開けたら開けただけ加速し、閉じればちょうど良いぐらいのエンジンブレーキがかかる。
その時のすべての音もダイレクトです。
コーナーでもきちんと整備できていれば曲がりすぎることも、
曲がりにくいこともない。バイクに乗せられている感がほとんど
ありません。
ブレーキは年式によっては効かないものもありますが、現代では
簡単に手を加えて効くように出来ます。
車体のほうは、スピードによってはよれたりしますがいきなり
唐突によれるわけではなくスピードあげるに伴って振れが大きく
なるので、手の内にあり、本気で勝ちに行くレースでもしないの
なら恐くない。しかもタイヤの接地感は明確にあり不安がない。
さらにノーマルの状態で気に入らない部分、例えばもっとコーナ
ーは軽く、よく向きが変わるようにしたいと思えば足まわりを
正しくチューニングすればもっと楽しく曲がれるようになる。
エンジンも、もっとパワーが欲しければ充分に速く出来る。
自分の好みのバイクに出来るのです。旧車って懐が広くて
すばらしい。
それにひきかえ雑誌などで書かれている旧車についての最近の試乗記はあまり的を射ているとは思えません。
当社のHPを見ていただいている方も、本屋さんでパラパラッとページを
めくるだけで、バイク雑誌を買わない方が多いのではないかと思います。
内容も本気でバイクが好きな方が雑誌作りをすることは減っているようで、
内容が浅いですね。浅い内容ならネットで調べられますし。
確かに峠道に行ってぐるぐる回っての記事も必要だとは思いますが
そんな使い道をしている方は割合的に少ないですし、そういう使い方や、サーキットを走るのがメインの方と、普通のライダーとは
テストの内容が違ってくるのが本当だと思います。
セダンの車でサーキットの全開試乗してどうするの?っていうことです。するのは自由だけど・・
つまり旧車、当社の取り扱いのZや刀、ニンジャなどは本当の
メインステージはそこではなく、街中を走って田舎道に抜けツーリングして、その中に峠道があるという感じだったり、
天気の良いときに、少し時間が出来て家の近所をぐるっと走るような事がメインなので、そこでいかに楽しいバイクにするかに力を注ぐべきだと思います。
そのような使い方がメインであればZでいえば17インチのホイールはありえません。もちろん自由ですけど。
使い方に取り決めなんかありませんが、田舎道を豪快に走ったり
景色を見ながらのんびり走ったとき、はじめて本当の旧車バイクの
すばらしさが解ると思います。
ぜひ本当に調子の良い70~90年のバイク達に乗ってみてください。そうすれば日頃のストレスなんか吹っ飛びますよ!

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