ハイカムシャフトって?2

ハイカムシャフトを生かすには、他のパーツとの組み合わせ
が重要です。
ニンジャのようにカムシャフトが痛みやすい車種で、痛んで
交換する際にせっかくだからといってハイカムシャフトだけを
組み込む人や店がありますがそのような状態では楽しく乗れる
ようになることは稀です。
むしろ低中回転域でトルクが落ちて全く楽しくないエンジンに
なる場合もあります。
たとえばGSF1200のようにもともとのポテンシャルがあり
しかも排気量が大きく、そしてネイキッドモデルの為低中速を
重視したカムが付いている。しかも状態が良いエンジンの場合は
ハイカムシャフトに換えるだけでもポンと出力が上がって乗りに
くくもない場合もあります。
ただしこの場合でもキャブレターセッティングをすることや、
きちんとしたマフラーを使い、バルブタイミングもとる必要が
あります。
ですがハイカムシャフトの能力を生かすには下記の事が大切です。
▼ボアアップ、圧縮比アップ等で低中回転のトルク不足を補う。
▼ポート研磨、ビッグバルブ加工などのハイカムシャフトの
 能力をより生かす加工。
▼きちんとバルブタイミング、タペットクリアランスを調整する。
▼バルブスプリング変更、セット長調整などによるサージング
 防止、カムシャフト逃げ加工、インナーシム化などの機械的
 損傷を防ぐ措置。
▼ハイカムシャフトを生かす適切なマフラーの使用。
▼同じく適切なキャブレターの使用と、キャブレターセッティング。
▼適切な品質、硬さのエンジンオイルの使用
等々すべて出来れば、前回書いたようにすばらしく乗って楽しい
エンジンになります。よってこれらがきちんとできる店選びは
大変重要です。
どれかが欠けると乗りにくくて楽しくないエンジンになって
しまいます。失敗している人はいませんか?

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