専門店

旧車の専門店に限らず、
色んな業種で、いろいろ専門店がありますね。
専門店は、お客様からみて、良い面があってこそ
存在する意味があります。
他では手に入らないものが手に入る。
あるいは、価格が安い。
同じ価格なら良いものが手に入るなど、
何らかのメリットがあってこその専門店です。
その上で、旧車を整備したり販売する店で、
得意な車種のみを扱う店側にたつとこうなります。
まず、旧車で難しいのは部品の確保です。
欠品のことはいつも頭の中にあり、ある程度把握して
いなくてはいけません。
もちろんベース車両から探して製作の場合は、
販売価格に合う、しかもレストアや整備をするのに
ちょうどよい状態のベース車両が適切な価格で
手に入るかが一番の心配事です。
この2点で、取り扱う車種はある程度絞られてしまいます。
趣味でレストアや整備をするなら、完成の期限は
自分で決められます。5年後でも10年後でも良いわけです。
とても珍しい車種でも、欠品がある車種でも
根気良く、良いものが出てくるまで待つことは可能です。
また予算も余裕があれば、途中で追加可能です。
ですが、これが趣味でなく仕事になってくると
こうはいきません。
最初の見積りの販売価格より、部品がないからといって
作業するたび、無理に高い部品を調達してお客様に
どんどん請求するわけにはいきません。
また納期も当然普通のバイクを買うよりは、はるかに長く
なるにしても、ある程度目安の期間、たとえば1年後などが
必要になります。
ある程度納期が決まってくれば、それにあわせ部品を
用意しなくてはいけませんが、部分的な整備なら
なんとかなります。
例えば、エンジンオーバーホールなどの重整備でも
いつも取り扱っている車種なら交換する部分は
計算できるので大丈夫です。
ところが、車体全体のレストアとなると簡単では
ありません。
ついこの間まで、普通に手に入っていたものが
いきなり販売終了になっていたり、いつ出来上がるか
わからないバックオーダーになっていたり、
ある程度把握していても、計算どうりにいかない
面は沢山あります。なんせネジ1本からになりますから。
当社にも旧車という事で取り扱い車種でないものも
時々お問い合わせがありますが、ほとんどおことわり
しています。
旧車整備やレストア後の販売は計算どうりに
いかないことばかりです。
そこである程度車種を絞って、把握できる範囲で
行っているのです。
好き嫌いだけで取り扱い車種が決まるわけではありません。
殆ど必然です。
ただ大変なので、好きな車種だから頑張りきれると
いうのはありますが。