雨の被害はありません。と、購入原則。

皆さまから雨は大丈夫?
と、ご連絡をいただいております。

当社の方は特に被害もなく、
普通に過ごせております。

ご連絡いただいた皆様、
お気遣いありがとうございます。
当社は大丈夫です。

話しは全く変わりますが、
かなり前からバイク雑誌も車雑誌も
買わなくなりました。

ですが、ふとしたことで、
昔読んだ記事を思い出したりします。
つい最近もありました。

当然どの本に書いていたかなど
全く思いだせないのですが、
今のようなギリギリな感じの本でなく、
もっと本を作る側に余裕があったと思います。
製作会社にお金があったのかな。

日本の本の中で外国の評論家の方が自身の車の
購入原則について、書いていたと記憶します。

私が雑誌をまだ買っていたころなので
たぶん25年ぐらいは少なくても前だと
思います。

古いマニア向けな車を複数台持っておられ、
それぞれについて紹介するような記事だったような。

その方の原則を簡単にまとめると、

とても見た目は大切。
ガレージにある車を見るだけで心が豊かに
なるようなもの。
ただ、それだけでは購入せず、
それプラス操縦して興奮するものを買う。

また、大切に保存するだけでなく、
使って楽しみ、埃をかぶせたままにはしない。

と同時に、
気に入っている部分が多数あってもひどく野蛮な
部分があると、楽しめるとは思えないので
購入することはない。

ざっくりいえばこんなことだったと思います。

私も共感する部分があり、
そこだけなんとなく覚えているのかもしれません。

海外の人が書いたものであれ、日本人のものであれ、
「そんなわけないじゃん」
と、とくに最近の記事は感じることが多く、
うのみにすることなど全くないのですが、
昔はもっと素直でした。

興奮するとなれば、やはり刺激がないと。

加速、減速、旋回性、音、振動など
いろいろありますが、
結局、あまりに全ての人の意見を気にしすぎ、
無知な人、無難な方向に向けた商品だと、
この刺激、興奮がなくなります。

バイクに限らずパーツでもそういうものが
よくあります。
そういうものは使っていて全く面白くなく、
私がもし間違ってそういうものを
買ってしまったら、即ゴミ箱行きですね。

そういうものを持っていること自体、
つけていることも恥ずかしい。

この程度のことであれば、間違いは
間違いで正せばいいだけで、
そのままにしていると駄目パーツが
たとえひとつでも影響が大きい部品であれば
全体が駄目になることもある。

私のような考えまではいかなくても、
しばらく使ってダメを確認し、ゴミにすればいい。
売ればお金になるから捨てはしないか。

駄目パーツで解りやすい例は、
キャブレター、マフラー、点火系、
ホイール。

旧車はだいたい古いものほど刺激が強い方向で、
それにより人それぞれ度合いは違えど
刺激、興奮が得られます。

そこに安くはないお金をだす価値がある。

でも買う人に経験、知識、そして心に余裕がなく
(金銭的には余裕があっても)
結局古いバイクに新しいバイクと全く同じような
ものを求める方がいます。

それでは旧車を買う意味がなくなって
しまいます。

新幹線のような、ジェットコースター。
お金を払って乗りたいですか。
それなら素直に新幹線に乗って旅行にでも
行った方が良い、今のバイク、車を買えばいい。

古いバイク、機械ものであっても、
思いやりを持って接し、相手の話を聞いて、
従わせるのではなく、適切な運転をする。
難しいことではありません。

シフトアップ、シフトダウン時には回転を合わせ、
クラッチをキチンと握りガツンとショックの
大きく出る運転をしない。
ブレーキをダラダラと引きずったままの
ような運転はしない。
低いエンジン回転で乗りすぎない。
たまにはスカッと上まで回す。

そして、
気に入っている部分が多数あっても
ひどく野蛮な部分があると楽しめるとは
思えないので購入することはない。

という部分。

まさしくそうで、古いものは
(新しくても不自然で扱いにくいものはたくさんある)
もともと本来の調子を保っていても
乗りにくいもの、扱いにくいもの、
古いがゆえに技術的に未熟で野蛮なものもあり、
刺激があって、興奮しても、それが度を過ぎれば
楽しくなくなる。

そうなると、見ているだけならなんでもよく、
空想していればよいが、
古いバイクを購入したいとなればよく考えなくては。

話しが長くなりましたが、
そこでのその刺激、興奮が得られ、
ひどく野蛮な部分がないバイクとなれば、
やはりカワサキZ系、ローソン系(J系)
をお勧めする。
スズキGSも良いが部品が少ない。

ただし、キチンとエンジンオーバーホール含め、
整備されたもの。

ホンダの旧車はカワサキに比べれば乗っての
刺激が少ない。上品ともいえる。
そこら辺は好みだが整備代でかけた金額に対し、
得るものが一番多いのは間違いなくカワサキ。

もちろん繰り返しになるが、
まともな整備ができている場合の話。
お金をかけて良くならないのは整備した
人間が悪く、バイクは悪くない。

しかもカワサキZ系、J系は自分の好みに合わせ、
ノーマルに近い雰囲気の物から、
チューニング仕様まで自由に製作可能。
時間とお金はどうしても必要になりますが。

現在、売約済みですが
Z900のベース車両が当社にあり、
同じく売約済みのZ1000も近く入庫します。
重整備コースで販売しました。

Z900は国内登録をするために
各部をチェックしたのですが、
フレームなど基本の部分の状態がとても良く、
登録後の試乗テストが楽しみです。

Z900はバッテリー容量が、
正確な理由はいまいち解らないのですが
一回り他のZ系よりも小さいので、
バッテリーケースを綺麗にする際に少し加工して、
普通サイズのものが使えるようにします。

今回はたまたまZ900もZ1000も
ノーマルマフラーがついた状態、
ハンドルもノーマルのアップタイプの純正のまま。

またその他の部分もオリジナルに近い状態ですので、
登録が終わったら乗り比べし、
それぞれに良い部分があるので、
乗ると具体的に何が違うのか
今までの知識を確認したいと思っています。

ただしキャブレターはFCRです。
キャブが調子悪いと何も解らないので。

一台ずつ、単独で乗った時の印象よりも、
近い間隔で乗る方が正確に違いを感じることが
できます。

もちろんどちらも整備前の物ですから
へたりの部分を差し引いて乗り比べします。
その辺は経験があるので大丈夫。

バッキバキに仕上げた、フルレストアものは
当然良いですが、
新車当時からの雰囲気を大きく残したものを、
がっちり整備し乗るのもとても良いものです。
ただしボロベースはダメ。

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