時差3年?

日記

バイクの価格がほんの3年前に比べ、
高いと思いませんか?
ここ3年のことは、はっきりと新型コロナと
影響が一つあると言えますが、
通常はそれだけで価格が決まっているわけでは
ありません。

では、何で価格が決待っているのでしょうか?

それは個人の誰かが価格が適正だとか高いとかを
決めているわけではなく、市場で決まっています。

欲しい人と売りたい人(会社)いて
実際に契約が成り立ったかどうかです。

つまりどんなに高い値段でバイク屋さんが
売っていても、
それを買う人がいなければ市場の価格は
高くなっていかない。

つまり整備やレストアされていないただの
古いバイクの価格が高くなってしまったのは
それを買う人が多くいたからです。

整備されていないバイクなら
きちんと整備された同車種のものより
安いのが当たり前。

それでもそういったものがやたらと
高い値段で売れ、
どんどん価格が高くなってしまったのは
それだけやや古いバイクや良いバイクを
買うことが難しいという事です。

これを今さら嘆いていてもどうしようもない。

私が実際に売られているバイクを見ると、
そのバイクの価値からいって高すぎじゃね?
という価格になっているバイクも多く
見受けられます。

古いバイクでも新しいバイクでも
価値が高いものは大体同じです。

数が少ない、程度が良い、
オリジナルの状態が保たれている、
走行距離が少ない、
逆にきちんとしたレストアが施されている、
きちんとしたチューニングが施されている、

こんな感じのものが価値が高いとなります。

車種によっては新車での販売時の販売台数は
それほど多くなかったのに、
つまり売れなかったのに
販売終了後に欲しい人が多くあらわれれば
数が少ない状況になり、欲しい人が一定数いれば
新車時よりはるかに高い金額で取引されるように
なりますね。

解りやすい例は、
カワサキのZ1000Rの最初のモデルでしょう。
後になって雑誌、マスコミなどで多く扱われ
人々にその魅力が伝わっていき、
欲しい方の数が増えたからです。
R1はもちろん見ても乗ってもいいバイクです。
R2も1100Rもいいバイクですが。

では自分が買う時はどうするのがいいのか?
欲しい人が多く現れる前に手に入れることです。
5年後に貯めて買うなんて意味ありません。
貯めてる間に価格がどんどん上がっていきますから。

最近当社でバイクを買われた方は
私がタサキチューニングを立ち上げて
それほど経っていない時に来店され、
(15年~20年くらい前かな?)
その後連絡などはなかったのですが、
最近再度ご来店、ご購入となりました。

最初の来店時話した内容を
私は全く覚えていなかったのですが、
私がそれこそ20年くらい前から今と同じことを
言っていたそうです。

それの代表例がカワサキZ750FXの1型ですね。
当時30万円で取引されていました。
今ではとんでもない価格になって
Z1000MK2よりも高くなってしまっています。

同じころ、当社が使用していたZ1000MK2の
程度の良いベース車両価格は200万円弱ぐらい
だったと思います。

170万円も差があったわけです。
でも当時どんなに私が薦めていてもFX750
を買う人は少なかった。

今も昔も人間の本質は同じようなものです。
それは歴史を見れば解ります。
技術が進歩して情報の伝達が圧倒的に
便利になっても、人間のしていることは
同じようなことが多い。

自分の頭で考え、判断できる人は
わざわざ価格が高くなってからは買わない。

特別安い時に買える人は特別な
情報網を持っている人かもしれませんが、
価格が適切なうちに買える人は
自分で考えて判断できる人です。

自分に合う店、
売られているものを見比べて
自分でこれがよさそうだと判断できる人。

今も過去も、当社で薦めてきたバイクは全て、
その時代、そのタイミングで
世の中の方がまだその本当の価値に気付く
前のものばかりです。

したがってまだ適正な価格のものです。

それをわざわざ高くなってから買うなんて
バカげていませんか。それこそ無駄です。
それなのに点検代やメンテナンス代をケチり
バイクをダメにする。
本末転倒です。

人がいいと言い出してから買うなんて
遅すぎです。人が気付く前に動くから
良い思いができるわけです。

時差3年?と書いたのは
大体私がお勧めしてから3年ぐらいしてから
価格が上がってくるものが多かったからです。
それぐらい情報が伝わるのが遅かったり、
気付いても行動するまでが遅い
のんびりした人が多かった。

ただし世の中の動くペースがとても速く
なってきています。

3年なんて余裕はないかもしれませんね。
私たちもできることはすべて行っていきますが、
今後、フルレストア車の販売は今受注分のみで
大幅に減らします。
速度の速さに対応できないからです。

これから、今までカワサキZやJに教えてもらった
技術、経験を存分に生かして
部分整備車両をより増やしていきます。
実際そちら方面の問い合わせを多くいだだくようにも
なってきていますし。

フルレストア車を製作するのどれ位大変なのかは
この仕事を本気でした方にしか解らないと
思います。

ですがそこの部分に対し理解がない方が
増えました。それに対し部分整備(部分レストア)
車両を納めた方の方がその価値を充分理解して
くださる方が多い。
そうなれば当然その方に舵を向けるのは
当然だと思います。

魅力あるバイクを適切な価格で
今後も販売していきます。

以前紹介していたGPZ750も
余りに状態が良くてそのまま売るのは
もったいないので
エンジンをばらしての整備などを
休みや仕事が終わってからの深夜に
行っています。

鍛造ピストンを使用し、自社で作る時間は
とれないのでビトーR&D製のマフラー、
キャブを注文しました。
マフラーはそのまいくか、なんかしら
変更するかは決めていません。
このバイク、すごく良いバイクになります。

こういう先に理由を書いた価値あるバイクこそ、
3年後、5年後なんてのは後の祭りです。

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