旧車バイクのレストアとチューニング

更新サボって申し訳ありません。
遊んでいるわけではありませんが、現場作業がたてこんでおり
少しブログ更新はご無沙汰しておりました。
さてタイトルのレストアとチューニングについて。
古いバイクに乗る上でこれはどちらも欠かせないことだと
私は考えます。
当社のメイン取り扱い車種のカワサキZ系は、初期ものにいたっては
販売から約40年もたっています。
これらのバイクに乗る上でやっぱり塗装やメッキがぼろぼろ、また汚れて
いたり、サビだらけの状態は寂しい限りです。
やはりフルレストア車でなくてもそこそこ良い状態で乗りたいものです。
チューニングに関してはフルオリジナル車にこだわる方は好みですので
それでよいと思うのですが、やはり「乗って楽しく」となりますとある程度
手を加えて乗るほうが断然楽しいですし、トラブルが少ないのも間違いありません。
アクセルを開ければキチンと開けた分だけ加速して、ブレーキを握れば
必要な分だけキチンと減速する。曲がりたければ曲がりたいだけ曲がり
しかもギャップを越えたりしても変に振られることなくショックを吸収する。
そして直進安定製が良い。
なおかつ見た目が自分好みである。
これが理想ではないでしょうか?
最近のバイクは技術の面ではとても高度になり、チューニング?
といっても最初からレベルが高く、バランスの面からいっても
私のような小さな会社でチューニングできるところなどほとんどありません。
重箱の隅をつつくような作業になってしまいます。費用対効果が低いです。
ところが旧車バイクの場合、いくら当時すぐれた方たちが真剣にバイクを
設計して生産したとしても今の技術から見れば劣っている部分がたくさんあります。
そこの部分を適切に全体のバランスを見ながら手を加えてやれば、
どこの部分をとっても失う部分のない、驚くほど良いバイクにできます。
ただこれらレストアとチューニングを同時に、となると金額の面で
かなりハードルが高くなってしまいます。
さらにすでに良いバイクをもっている方は良いのですが、これから
車輌購入してレストアやチューニングをするとなると、さらにさらに
高いハードルとなりずっと旧車バイクを思うだけで悶々と乗れない
日々がすぎていくだけです。
これは大変にもったいない。いつも整備済みのお客さまの旧車バイクや
当社の試乗車に乗った後に凄く感じます。
自分にとって必要な部分や譲れない部分は何なのか、車種、程度、走り、
すべてを満たそうとすれば当然それ相応に金額がかかります。
すべてにこだわるにしても優先順位を決め、できるところから始める
これがいいのではないでしょうか。
本当は旧車バイクに乗りたいのに、何となく今乗っているバイクに修理代や
ちょっとしたカスタム代に中途半端に月々お金を費やすということでは何も
変わりません。
その月々費やすお金で充分買える物もあるのではないでしょうか。
当社でバイクを購入していただいた方、整備をしていただいた方で
「なんぼお金がかかってもいい」という方はいないと思います。
皆さんかなりの努力していただいています。
お客様と直接話しているとそう感じます。
私は出来るだけその期待に答えたいと思っています。
あきらめるのか、良いものを手にする為に頑張るのか選択は自由です。
最近お客様とのメールのやり取りで、皆さん同じことで悩まれて
いるようなので書かせていただきました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました