カワサキＺ１エンジンフルオーバーホール６です。
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- 圧入部分のねじれを簡易チェック。この棒が通らない場合は修正する必要があります。ただし圧入部分のピン溶接前に行わないといけませし、通常その場合はクランクシャフト分解ベアリング交換となります。今回は以前確認してありますが、組み立て前の再確認で行っています。
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- 今回このクランクはベアリング交換してあるため、その際に測定されているのですが、組み立て前に曲がりを再測定しチェック。スズキの組みたてクランクよりも曲がりは少ないことが多いです。
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- オイルを大量に注入したところ。コンロッド部分のベアリングにはなかなかオイルが回らないのであらかじめ注入しておくほうが良いからです。
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- ライナー打ちかえボーリングと上面の面研を行っていますので、クリアランスを測定します。まずピストンを測定します。
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- 横側、上中下を測ります。
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- これぐらいがこのピストンの適正値です。
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- 縦側。同じく上中下測ります。
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- 使用するピストンリング
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- ピストンリング。こういう部品はずっと同じというわけではなく以前のものよりフリクションが少ないタイプに変わっています。
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- セカンドリング合口面取り前。
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- セカンドリング合口の面取り後。
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- トップリング面取り後。こういう部分もきちんと作業するのが当たり前。
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- 使用する鍛造JB製ピストン
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- いいピストンを使えば高出力でしかもその調子を長きにわたって保つことができます。
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- しかも特別なメンテナンス、扱いも難しいことはありません。
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- ピストントップのアップ
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- エッジなど適度にとって、
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- 作業終了。
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- ＪＢ製鍛造ピストンです。
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- ピストンリングの合口を測定します。
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- リングをシリンダーに入れてピストンで押しこみます。
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- シックネスゲージで隙間を測定。２０年くらい前の物より、今の物は隙間は大きな設計になっています。ほとんどないのですが、基準値内でない物は交換してもらうこともあります。
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- オイルを塗る前の方が作業がしやすいのでサークリップ片側を先に組み付けておきます。
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- このピストン用のサークリップ。以前の物と形状が違います。私はこの形の物は好きではありません。
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- サークリップを片側組み付けたところ。
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- 段取りを良くするためピストンにリングを組み付けておきます。
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- オイルを塗りながらオイルリングから組み付け。合口の位置もシリンダーを入れるときに合わせるのですが、だいたいは合わせておきます。
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- トップリングまで組み付けました。ピストンにリングを組み付けたときに上下方向のクリアランスも変でないかチェックしておきます。
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- 当社では段取り上、すぐにエンジン本体に組み付けるわけではないのでこのようにして保管。
カワサキＺ１エンジンオーバーホール７に続きます。
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