極上ニンジャ整備車両を作る(7)

販売車両

私のブログ販売車両ニンジャの製作模様
1~6の続きになります。

メーターは今回のGPZ900Rは
国内仕様から輸出仕様に変更します。
この辺は好みですね。

今後は変更したくてもメーター自体が
程度の良いものが入手が難しいので簡単には
出来なくなります。

その関係で点火系のイグナイターも輸出仕様に
変更するので、エンジンの信号を拾う部分も
交換します。

当社で改造や、部品変更するときは
なるべくトラブルが起きにくいように
しておきます。

もしトラブルが起きてしまったとしても、
なるべくその対処がしやすいようにも
考えておきます。

今回もメーター側のみ加工するなどで
対処などもできるかもしれません。

ですが、もし長く乗っていくうちに
トラブルが発生してしまったとしても
部品番号を調べ、交換することで対処
できるようにして、
簡単にいえば当社でなく
地元の整備士でもまともな人であれば
対応できるようにしてあるという事です。

これはニンジャに限らず、
当社で販売する空冷のバイクなどでも
同じ考えです。

奇をてらったものはとても整備
しにくい。結局部品交換で済むものが
とても良いのです。

まず元々再塗装予定の左側のカバーを外します。
クランクシャフトと共に回転するローターと
右側に1つだけついている信号を拾うピックアップ部を
交換します。

こちらが変更後、比べてみてください。エンジン側は
最初から両方取り付けられるようになっています。

写真の順番が逆になりますが、
すき間はシックネスゲージで調整してあります。

カバーを取り付けます。
カバー自体は一度ブラストしてから
再塗装してあります。
エンブレムは新品が出るので傷んでは
いませんでしたがせっかくなので
交換しました。

ガスケットはもちろんですが、メクラの
オーリングも交換。

車体左側の作業するついでに、
サイドスタンドスイッチ回りを
綺麗にしておきます。

サイドスタンドスイッチを外して、
へたっている部分を修正して、掃除しました。
こういうところはチェーンに近い所ですから
通常グリスで汚れてゲロゲロ状態に
なっており、普段は掃除などしませんから
こういう時に綺麗にしておきます。

フレーム側も掃除し、
取り付けボルトも綺麗なものにして
取り付け。

このあたりもチェーンのグリスなどで
汚くなっているので掃除し
配線回り確認して清掃し、クランプを交換した写真。

チェーンは一度も交換されていなかったので、
交換。レストアしたスイングアームが映えます。
サイドスタンドも塗装が傷みやすく
見た目が寂しい状態になりやすいので
レストアしてあります。

タイヤは純正より太くなっています。
タイヤとチェーンのすき間はこれぐらいあれば
大丈夫です。

ロックワッシャを交換し、
強度の高いネジロックを使用して
締め付け。


再塗装したフロントフェンダーを
取り付けます。

見えなくなりますが、フェンダー内に
取り付けるブレースもレストア済み。
当然ながら錆びやすい所で
せっかくなので。

アルミのブレースはバフ掛けをして、
ボルトを新品にして組付け。
こういうのもバランスで、一つ綺麗にすると
それに合わせて関連するものも
綺麗にする必要が出てきます。
部品をあらかじめそろえておくことが面倒。

フェンダーの裏側。
この辺のボルト、ワッシャー類は
純正のものを変更した方がよいと
判断すれば変更します。

フロントホイールを組付けます。
シャフトとナットは再メッキ。
メーターギヤは清掃、内部の状態は
チェックしてあります。

今回フロントブレーキは交換します。
ディスクはサンスター製。
最近値段が上がってしまいました。

取付ボルトは交換。
こちらはメーターギヤがつく左側です。

使用する輸出仕様のイグナイター。
ガソリンタンクの下についています。
今まで壊れたことはありません。



当社では通常点火系は純正を使用しています。
故障がほとんどないこと、
エンジンの始動性がとても良いこと、
万が一故障しても対応がしやすいからです。

当社で点火系を変更するときは
ハイカムを使用したエンジンで、
もう少し中速トルクが欲しい時などに
使っていますが、最近では
カワサキZ系でST-2のカムを使う時ぐらいです。

当社ではエンジン側で充分にトルクもパワーも
出すことができるので、上記メリットを
優先しています。

意外とエンジンの始動手順が雑な方が
多いので、始動性が良いのは大きなメリットです。

メインハーネスは今回程度が良いので
交換しません。
使用されているハーネス番号はこちら。
どのタイプを使っているか、大体把握できて
いるほうが良い場合もあります。

イグナイター回りの配線をどのようにするか
散々考えた挙句、部品の関係もあって、
元々イグナイターにささるカプラーは
2つに分かれているのですが、
それを改造して1つのタイプにすることにしました。


改造の途中。

余る配線が出てくるのですが、
これもいろいろ考えた挙句、
今回はもう一つ別のカプラーを用意して
そちらに使わない配線をまとめることに
しました。

これが作業後の写真です。

まだまだあるのでもう少し書きたいところですが
書き出すとキリが悪い感じになりそうなので
今回はここまでにします。

極上ニンジャ整備車両を作る(8)に続きます。

作業を紹介しているGPZ900Rはこちらになります。












コメント

タイトルとURLをコピーしました