元プロの話は参考程度に

よく、
「前に、どこそこで働いていたから」
という話で「こうしたほうがいいよ」とアドバイス
されることがあると思います。
私で言えば、ビトーR&Dで働いていたことがあり、
さらに前の話では日産のディーラーの普通の整備士でした。
ということになります。
ビトーR&Dで働いていたのは10年以上前のことで、
今も内容的には、レストアの割合がかなり増えましたが
同種系統の仕事をしており現役です。
ところが日産に勤めていたのは、さらにその前の話です。
今現在、友人、知人に日産系に勤めている方も数人います。
優秀な方たちで、情報ゼロではありません。
が、例えば車のことに詳しくない友人に、私自身に
今の日産車のことを聞かれても、大雑把なことは
言えても、きっちりした正しいことは解りません。
ですからそういう時はこう答えます。
「今働いている人がいるから聞いてみるわ」
とか、あるいは直接今勤めている方を紹介するなど
になります。
なぜなら車もバイクも日々の進化の度合いは
半端でなく早く、さらに最近の方向性は環境、
燃費など10年、20年前の物とは考え方も違います。
今現在、全然別の仕事をしているのなら、
それを鵜呑みにして、100%そのとうりにしていると
自分にとってそれは必ずしもプラスにはなりません。
また厳しく、レベルの高い仕事をしていた人と
そうでなく、ただ会社に給料をもらいに行っていた方では
真実味が違ってきます。
本当の意味でのアドバイスをもらうのなら、当然厳しく、
最前線で働いていた方の話でないと意味がないでしょう。
必ずしも綺麗な話だけではありません。
今現役でないのなら、その方がその仕事を辞めざるを
えなかった理由も色々あるでしょう。
ですが「当時、俺は優秀だった」と言っている方でも、
理由はなんにせよ、今現在全く違う仕事をしているのなら
辞めた理由がそこにはあるはずです。
そこで生活が成り立たないとか、
知りたくないことを知ってしまった、あるいは
もっと良い条件があるから辞めていく。
ですから、どんな形にせよ、現役で今働いて
いる人たち程、話に責任を持つ必要はありませんから
言葉に重みはありません。文句を言うのは簡単です。
昔働いていたという人でも、優秀な方なら
参考になることはたくさんあります。
ただ毎日技術は進歩して、時代は変わります。
あくまで話は半分程度の参考として、自分で
その他の情報とも照らし合わせ、判断すべきです。
また「昔、Zなんか、ただみたいな値段で売られていたよ」
といった話を良く聞きます。今はそれに比べると
かなり高くなっています。
ですがその当時は、Zの本当の魅力や、良さに
気づいている人が少なかったと言えると思います。
逆にいま、その価値が解っていただける人が増えたと
いえるようになってきたといえると思います。
もうこのようなバイクが生産されることはありません。
だからこそ、きちんとした状態で乗る意味があると
私は考えます。

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