当社のトランポを買い換えて半年がすぎました。
買い替えの理由は無理せずに2台大型バイクが積めるものにしたかったのと、
前のトランポが走行距離が25万キロ近くになり大きな部品が壊れることが増えてきたためです。
この車はディーゼルエンジンノンターボ、マニュアルで、エンジンは力不足でしたが、
買ってから10年以上たっていましたが、頑張って走ってくれてました。
今回買ったトランポはガソリンエンジンの2700だったかな?の排気量のものです。
ちなみに試乗車は一番近くのディーラーになかったので、
現物は見ず当然試乗もできずで購入しました。
一番心配していたのは燃費などではなく、エンジンの力不足というか、
日常域で使うアクセルを半分程度まで踏んだ時のトルク不足でしたが、
そこは大きいボディなのに思ったよりよく走って安心しました。
ちなみに買おうと思ったのは消費税が8%に上がってすぐのことで、
回りの親しい人からは購入後に「アホやろ」と言われました。
この車種は当然ディーゼルエンジンのものもあります。
この車を使っているとよく、
「なんでディーゼルにしなかったの?」
と言われます。
これについては私なりの、そんな深くない考えがあるので、
それについて書きます。
以前使っていたトランポは、今のように排ガスの規制が厳しくない時代の車で
構造はシンプルでした。
そのおかげで年月がたって古くなったり、
走行距離が増えてきても計算外の出費はそんなにかからずに済みました。
仕事に使う車ですからそこは大事です。
黒煙は増えてきてましたが。
ちなみに少し前の海外の車のディーゼルものが国産に比べ黒煙が少なく、
よく走り、排気ガスが臭くないなどとも聞いたことがありますが、
排ガスの規制で重要視している部分が違っていたためで、
抑えてある部分がちがい、結果的にそうなっているだけで、
海外のものが特別優れているなんてことは思いません。
きっと今はもっと基準が変わっていると思うので、
国内も、海外も同じように厳しくなっていると推測するのですが。
そこまで詳しくないのですいません。
私の知っている頃の、ディーゼルエンジンの排気ガスはあちらを立てればこちらが立たず
みたいなで天秤みたいなところが有り、簡単に排ガスを綺麗にできないようです。
話がそれましたが最近の車は排ガスに対して厳しく、
いま新車で販売されるディーゼル車ではそれを基準値まで押さえ込むのに
かなり無理があるしくみになっているということです。
私自身、興味はあるもののそんなに詳しく知る必然性はないので、
ざっくりとした知識になりますが、ディーゼルエンジンは排ガス対策を、
エンジン本体でも当然工夫をしてあるのですが、それでは基準値までは
遥かかなたという感じで抑えきれず、その他の後付けデバイスで無理やり排ガスが
基準内に抑えてあるという印象です。
水が漏れているのを、手ですくって無理やりどうにかするみたいな感じで、
距離を走り、年数が経って古くなった時にこれらの部品がダメになれば
計算外の大きな出費が必要になるのではと考えました。
間違いなくこれらは高い部品だと思います。
また排気ガスですので、詰まったりだなんだで何も
おこらないとは考えにくいです。
ちなみにディーゼルエンジンは燃焼のさせ方がガソリンエンジンと大きく
違うので、もともとエンジン本体を頑丈に作る必要があり、
そのうえ今回のような排ガス回りが複雑になる関係でガソリン車よりもかなり割高です。
ならばそういう部品が悪くなる前に買い換えれば良いという話もありますが、
当社にそんな経済力があるとは思えず(苦)、また普通の車と違い車体の保証期間は
短めになるので、保証が切れたあと、ほかの部分が痛む前にその排ガス対策回りが
ダメになる可能性は高いと考えました。
特に環境のことを言いだして、ディーゼルの排ガスがらみも
特に厳しくなってからそんなに歴史が長いとは思わないので、
信頼性はそんなにあるとは思えず、クルマ屋に10年後も大丈夫と
言われてもまったくあてにはできません。
ちなみにガソリンエンジンの方の排ガス対策はここまでのものは必要とせず、
もっとシンプルな構造で基準値に抑えられています。
今回、時間の関係でろくすっぽ確認もせずトランポは購入する羽目になったのですが、
購入後程度の良い同車種のディーゼルエンジンもの、ディーゼルエンジンとは相性の良い、
ターボ付のものに、長い時間借りて乗ることが出来ました。
その時わかったのはフィーリングの悪さです。
アイドリング時は静かなのですが、走ってみると昔のものと違い、
乾いた感じでエンジンがカラカラ、ガサガサまわり、まるで壊れる前のような
印象で長い時間乗る気がしません。
これだけで買わなくてよかったと思いました。年がら年中エンジン絡みの仕事を
していますから、フィーリングが合う合わないは重要です。
また、思ったよりは走らず、一番好きじゃなかったのは、ターボ付きのせいか
ゼロからスタートするときのアクセルの踏み始めで反応が遅いことです。
これは全く私には合わないようです。
ディーゼル車の良いところといえば実用燃費がよいところです。
要はアクセル全開でなく、日常よく使うアクセル開度で走っていて
燃費が良くなる点です。
これについては良いほうがいいに決まっています。
ですが同じような使い方をした時に、私の運転では、
圧倒的に違うというほど差がありませんでした。
となると、乗って印象がよく購入価格も安く、
維持費も計算できるガソリンエンジンの方が、
私にはあっていると言えると思います。
車の整備士だったことがあるので、約20年前当時のトランポに使うような
車種はディーゼルの方が良いと思います。
ですがそれから20年近くたち、回りの状況も大きく変わりました。
私なら、乗って印象の悪いエンジンを我慢して、燃費が多少良いより、
エンジンをかけた時の「ブウオゥン」を言う音が間抜けだけど(笑)、
レスポンスがよくスムーズで軽快に走れ、振動が少ないガソリンエンジンを選びます。
またたいしたことのないシンプルなエンジンですので、
多少燃費は落ちてくるかもしれませんが、大きくヘタることは少ないと
想像できるのです。実用車のエンジンは攻めた作りではないので、
最初もたいしたことのないものですが、その分年月がたってきても、
そんなには目減りしないものです。
今までが良かったから、これからも良いはずみたいなことではなく、
自分の考えで、今の自分にあった選択をしたいと思います。
ただしトランポを購入するときは排気量は大きめのものをおすすめします。
排気量小さいとアクセルを踏む量が増えて燃費は悪くなってしまうので。
特にオートマの場合。
ただ今回のトランポのシートは最悪につくりが悪く、
これだけはなんとかしたいです。
GTRのシートかなんかでもつけようと考えていますが、
誰か程度の良いノーマルシート持っていたら、声かけてください。
別の車に買い換えるときなど、リセールは人気がある方が
高くなるので、ディーゼルの方が良いだろうと推測します。
ですが、Z系などと違い高くなるといっても年数が経って古くなると、
ほんの頭金程度でしょう。
ですから私の場合は売る時のことは全く考えてないです。
当社の場合なんでも愛着がわいて長めに使うので、
そんな先のことはどうでもいいや、という感じです。
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