カワサキZ1エンジンフルオーバーホール12
クランクケース上側に戻って組み付け作業の続きです。
各部を再確認しながら作業を進めます。
とにかく何を言われようが慎重に、
慣れた作業でもおごらず作業するのが
大切だと私は(田﨑)思います。
- 再びクランクケース上側の作業に戻ります。もう一度ミッションのベアリング位置決めのノックピンがきちんと入っているか確認。
- ミッションのベアリングがはまるところです。位置決めのCリングの溝が見えます。これはフロントスプロケット側。
- これが位置決めのリング。
- 後でミッションを組み付けた後でもリングが入っているのか写真で記録に残す関係から確認しやすいように端を黄色に塗っています。普通の方はこんなことはしなくてOK。
- こうなります。
- アウトプット側のミッションを組み付け。
- 先ほど黄色で塗ったリング端面できちんとリングが適正な位置に組まれているか確認。
- ドライブ側のミッションベアリングがはまるところ。Cリングが組み付け済み。
- ノックピン確認。
- クラッチハウジングの中心に入るベアリング。新品に交換。このベアリングが悪くなった物は見たことがありません。
- 先ほどのベアリングをドライブ側のミッションにグリスを塗って組み付け。
- クラッチのハウジングローソン系ではこの部分がアルミに変わっていますが、フィーリングではこの鉄の方が私は好きです。結構違います。しかも頑丈。
- ハウジング裏側。スプリングも問題なし。このスプリングは下手に換えるとかえって減速時に変な振動や音がでて大変不快な思いをします。程度が良ければ交換する必要はありません。とにかく飛ばしていてもガツンととがったショックが伝わらないように乗るのがエンジン各部を傷めない適切な運転です。
- 先ほどのハウジングとドライブ側ミッションを組み付けました。ケース側の奥まできちんと入るように組み付けます。もちろんノックピン、リングにも位置をきちんと合わせます。オイルラインのオーリングも組み付け済み。
- リングの位置確認。
- クランクケース合わせ面の位置決めノックピン。程度が良ければ買えなくて良い部品ですがこれは新品。
- エンジン後ろ側。
- 前側。
- ロア側クランクケースを組み付ける直前。これからボルトを用意します。この車両はキックシャフトは使いませんから、キック機構は外してあります。
- クランクケースのボルトです。M6
- これはM8
- このボルトは純正の状態が良い物を再メッキした物です。特に長いボルトは本数が少なく痛んでいる物があれば代わりの物がない場合もありますから、現代の物で強度のあるものに交換する場合があります。クランクケース上下を締め付けるボルトは(カバー類は大丈夫)ステンレスボルトなどは使わない方が良いです。
カワサキZ1エンジンオーバーホール13に続きます。
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