カワサキZ1エンジンフルオーバーホール9です。
ヘッド単体での仮のシム調整です。
- リフター。気になる部分などあれば交換します。この手に持っているものは在庫の中古良品と交換したものです。オイルとグリスを塗って組みます。通常壊れたりする物ではないのですが、過去の整備で落とされたりすると少し変形して動きがスムーズでない物があったりします。
- 今回はハイカムを使わないOH仕様なのでリフターはノーマルのアウターシム式のままです。整備性はとても良いです。
- リフターまで組み付けました。
- カムはOH仕様なのでノーマルです。カム山は軽く研磨してあります。
- カムスプロケットのボルトを一度外してネジ山を洗浄、脱脂します。これはEX側。
- 高強度のネジロックを塗ります。
- トルクレンチを使って締め付け。当社ではエンジン内の重要な部分には締め付け後に黄色でしるしを入れ写真を撮っておきます。
- IN側も同様に行いました。
- カムメタルです。高いですが純正新品を使います。
- カムメタルが使われている車種は珍しいです。スズキカタナなどは使われていません。
- 1台分、16個必要です。あらかじめメーカーの方でオイルのようなものが塗られていますが、表も裏も一度洗浄、脱脂します。
- IN側、カムメタル組み付け前。組み付け面は脱脂しておきます。
- 位置決め確認しながらずれないように組み付けます。
- ヘッド側にカムメタルを組み付けました。写真にはないですがカムホルダー側(カムシャフトを抑える側)も同様に組み付けます。
- カムホルダーの位置決めノックピンです。程度が良ければ交換する必要はありませんが、外す時に傷つけやすいです。これは新品。
- ノックピンを組み付けました。組み忘れがないように何度も確認します。
- ノックピンを全てに組み付けました。
- バルブシートカットすり合わせを行ったときにバルブのセット長を測っているので、それをもとにとりあえずの厚さのアウターシムを組み付けます。500円玉ぐらいですが、値段はそれ以上だったような・・・。
- リフターにアウターシムを組み付けました。めったにないですが、このシムが飛んでしまうことがあるので、リフト量の大きいカムを組み付ける時はインナーシム式に変更する必要があります。(Z1100R、GPZ1100は元々インナーシム式)
- カムホルダーのボルトです。悪い場合は交換します。
- IN側のみ組み付けます。トルクレンチを使います。
- 冶具を使ってカムを回します。
- この状態から、
- この位置に回しました。
- シックネスゲージで測定。
- 測定中。ヘッド単体での測定、調整はあくまで仮の作業で、後で本組みした際に再調整しますから、目標の数値より広めにしておきます。この作業をしておくと後で作業がスムーズに進みます。
- 次はEX側。
- 同様に測定、シムを交換し調整します。
- 仮のアウターシムの調整まで終わりました。
カワサキZ1エンジンオーバーホール10に続きます。
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