販売車両900ssなど

販売車両

900ssについては文章の終わりで紹介しています。
ここ1カ月はいつも以上に時間がとれなくなっており
ブログの更新も間が空いてしまいました。
もうしばらくこの状況は続きそうです。

ここ最近は900ssとGSXRに良く乗っています。
それらよりももっと新しいハイパワーバイクに乗ると
たいしたことはしていないのにコーナリングが
思う以上に早く走れ、びっくりすることがあります。

ですが運転しての満足感がない。
いつもより単に速く走れることが私のような
一般人にはそれ程必要がなく感じます。
そもそも900ssも初期型GSXRも
コーナリング速度は充分に速いものですから。

新しめのバイクで言えば以前も一台販売した
ニンジャH2は全く扱えないほどの
ハイパワーモデルですが、このバイクに
私なんぞが乗っても全く扱いきれず
H2ならその重量もあってコーナリングで思う以上に
速く走れてびっくりなんてことはありません。
こうなると何のためのパワーですかという
感じです。

それでも新しめのバイクの中では数少ない
好きなバイクで、先日も本気でH2最終モデルに
近いものを仕入れようとしたのですが値段が
高くてやめました。

お客さんの中にもH2は良いものがあれば教えてと
言ってくれている方もいるのですが
古いバイクもそうですが、なかなかおすすめ
出来るものは少ないのです。

昔からカワサキらしいとかホンダらしいとか
乗りこなせるかどうかを超えて、
そのメーカーらしさを感じるものは好きなんですよね。

ただ価格高めのH2なんかを買っちゃうと
旧車バイクメインの当社では長く売れずに
ただ持っているだけになり、
保管場所の問題含め結構困ってしまうので
二の足を踏みます。

カワサキZ1-Rなんかも乗りにくい筆頭バイクですが
このバイクもカワサキらしさ全開なので
乗りにくくても乗るという気持ちは私も
とても良く解るわけです。

こういうH2のような戦艦物ではなく、
新しいバイクの中に軽量で、高出力な
高性能をうたっているバイクで
いつも以上に速く走れてしまうバイクがあるのですが、
先ほど書いた走っての満足感が得られるバイクは
なかなかありません。
速く走れても全く能力を使いきれていない感が
多くあるからですね。

そもそもサーキットを走るにしても一般の方なら
150PSぐらいでよいのではないかと思いますし、
まずは一般道で大事な低中速域の
走りの良さこそが大切なのではないかと
思うのです。

特に新しめの高性能バイクはサスペンションの
セッティングで大きく走りや扱いやすさも
変わるので、その辺が本当の意味で良く解って
調整してくれる人がそばにいないと
もったいないでしょうね。

フロントフォークやリヤショックを分解して
バネレートを換えたり、シムを変更したりなど
本当の意味でのセッティングなんて
その辺の整備人間ではできませんし。

今日はそんなことを書きたいわけではなく
以前は整備のみでレストアは最小限で
販売できていたGPZ900Rのようなバイクも
いよいよそれは難しくなってきました。
探しているがもう年単位で全く見つからない。
走行距離も多く、傷んでいるものばかりに
なってきています。

またすでにレストアしています的なものは
酷いレベルのものばかり、
そんなの買っていたら修正するほうが
手間がかかり、かえって時間とお金を
失ってしまいます。

ZZ-R1100の最初のモデル、
その世代よりも一つ前のCB750F、1100F
カワサキでは空冷GPZ750も
整備メインでレストア最小限でいけるものも
以前は出てきたのにほとんど見つからない。
というか全くない。

少し前には手に入っていたZRX1200Rも
低走行車どころか良いものがほとんどない。

いよいよレストアの範囲を広げなければ
古めの良いバイクは買えない時代に突入してきた、
そういう気がしてきます。

それはどういうことか、
車体をフレーム単品までばらして
行うレストアやエンジン全て分解しての整備が
古めの良いバイクを手に入れるには必須に
なってきてしまういうことです。
あくまで良いものを手に入れるという場合です。
ボロでいいならありますから。

こういう作業は教えてすぐに誰でもできるものはないと、
ハッキリ断言できます。
今後はより一層、今までろくにレストアなど
したことのない人やバイク屋が行った
低レベル旧車バイクが多く出回ってきます。

人にはそれぞれ向き不向きがあって
教えたから、時間をかけたからと言って
全ての整備士がすぐにまともな作業が
できるようになるわけではありません。
もちろん深い部分のノウハウも持ち合わせて
いないでしょう。

そうなると先程書いたように
ひどいものからひどいものまで
世の中に低レベルレストアバイクが増えて
くるでしょうね。しかも以前より高い値段で。
これが確定した未来。

先ほど書きましたが、
細かいサスペンションセッティングを
こだわってするなどは、
まずはエンジンや車体が、まずまともな
状態になっているからできることであって、
悪いところだらけで調子悪い状態なら
セッティングって何?
という世界です。

今当社では他の車種に近いものが
できるように初期型GSXRもある程度の
レストアレベルものができるように
準備しています。
これも今までの他社種での経験がなければ
すぐにできるようにはならないわけです。

これから先、今はまだ何とか手に入る
レストアは最小限で、整備を施せば
販売できる初期型GSXRやDUCATI900ssも、
ニンジャやCB750F、GPZ750などと同様に
レストアを大掛かりに施さないと
良いものが手に入れられなくなります。

もちろんその方が払うお金は多く必要になり
納期も長くなります。

その確定した未来にが訪れてから
慌てたり、無理だとあきらめる人になるのか
手に入るうちに手に入れるのかは
その人の行動力次第です。
安く買える時に手に入れるのが賢くないですかね。
今でも当社で売れるほどの良いものは
数は少ないわけですから。

それと繰り返し書いていますが
低走行距離だから状態が良いわけではありません。
走行距離はあくまで判断の一つであって
それよりも前オーナーがどのように
接していたか、大切にされていたか、
メンテナンスは、保管状態はどうなのかが重要です。
そしてそれを見抜ける目が必要になります。

フレーム単品までばらして行うレストアや
エンジンを全部ばらしての整備でも
どのぐらい手間がかかるのかなどが
あらかじめ計算できなくてはなりません。

その辺のバイク屋さんなどが行う
何年かに一度、実験台にされるかのような
エンジンオーバーホールや
レストアをしている自称整備士などに
その古いバイクが良いものかどうかなど
判断できるわけがないのです。

あなたが目の手術をするとして
経験豊富な実績豊富な医師と、
新人医師、どちらに頼みたいですかね。

今回紹介しているのは
足回りの調整や各部の変更、整備などで
今すでにまともに走る900ssです。
正にエンジン絶好調。
マグタンに変更含め各部調整も
大きい部分は終わっており試乗できる状態に
なっております。
お問い合わせお待ちしております。
この900ssも近いうちにレストアしなければ
良いものが手に入らなくなるでしょう。

今後リヤのスプリングレート変更しテストと
前オーナーが変更していると思われる
フロントフォークのオイル番手を元に戻したりを
行う予定なのですが、スプリングが
今バックオーダーでしばらくはお預けです。

この900ssは入庫時から程度が良かったのですが
交換されていた部品がダメな物ばかりで
キャブ、クラッチ、ライディングステップキット
サイレンサーなど全部変更しました。

ただ意味なく交換を目的とした改悪で
本来の良さを失っていましたが、
全て実際に乗って確認し、
(使えるものなら使う気持ちはある)
ダメなものは変更して本来の調子を取り戻し
今後は足回りの調整をもう少し行います。
こういうことも一気には時間がとれず
なかなか出来ないので、仕事終わりなど
段取りして行い、コツコツと
まともに走るようにしていくわけです。

ご近所さんに当社のお客さんもおられますが
間が空きつつ走っている姿を見ていると思います。

今当社に取引のある方は試乗出来ます。
購入されなくても試乗は出来ますので
お問い合わせください。
100PSもないエンジンですが、
一度知っておく方がよい世界です。

https://www.tasaki-tuning.com/contact/index.html


























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