最近、車で個性的な色を選んで乗られる方が
増えましたね。
先日用事で大阪にとんぼ返りで行ってきましたが
現行メルセデスベンツSLの肌色っぽい物や
艶消しのガンメタっぽいものなど
昔だったらシルバー、黒、白系ばかりでしたが
今は人とは違うものがよいという方が
増えていると思います。
軽トラもいろんな色のものが走っていますよね。
私は軽トラは仕事車のシンプルな形と機能で
好きなのですがとても良いことだと思います。
古いバイクを今乗っているのであれば
その時点で人とは違うとも言えますが、
その中でも仕事柄か同じ車種が横に並ぶことが
少ない方が好みです。
当社にあるバイクたちも共通する部分は多い物の、
見事に車種も形もバラバラですね。
CBX1000などは存在感で言えばその頂点でしょうか。
その手作り車的な構造で、作業が中々進まないのが
難点なのですが。
とはいっても逆に数が少ないものに乗っていると
すれ違うと少し仲間意識があり、嬉しかったりします。
カワサキZ系で言えば、
20~30年前の定番人気車はZ1でした。
当時そのZ1よりZ1000Mk2は人気が低かったのですが
自分でビトーさんに教えてもらいに行くほどの
カワサキ好きであっても、
やっぱり人とは違うものがよく
Z1000MK2を自分で買っていたのでした。
程度は良かったですが今考えると値段も
妥当な価格でしたね。
ビトーR&Dで働いていた時は
そのZ1000Mk2を所有していました。
その車両はビトーさんに入社する前の
素人時代に全てばらして1105ccに
ボアアップしてキャブはCR、マフラーは定番の
カーカーで乗っていましたね。
ビトーR&Dで働いていた時に社員でツーリングに
行くこともありましたが、
なんとカワサキZ系に乗っていたのは私一人でした。
一緒に走った先輩方が乗っていたのは
初期型GSX-R1100、カタナ750、NSR250、
ZZ-R1100のC型、ZXR750でしたね。
見事に誰もかぶっていない。
その持っていたZ1000MK2をタサキチューニングを
立ち上げた時に、得た技術で数か月かけて
フルコンプリート化、試乗車、取材を受ける
デモ車として使用していました。
そのMK2は現在は当社のお客様が所有されています。
Z1、Z1000MK2の2車種が
その後値段が上がったことも事実ですが
今ではそれ以外の車種に乗りたいという方が
増えました。
最初に書いた色もそうですが人とは違う、
自分だけのものをという方が増えたのでしょうね。
実際にZ1、Z1000MK2以外のバイクも
しっかり整備と、現在の交通事情に合うように
改良して乗ると、それぞれに乗り味が確実に違い
個性にあふれています。
これはカワサキだけでなくホンダ、スズキ、ヤマハ
DUCATIなどもそうです。
Z1は車体もエンジンのレスポンスも軽い。
車体を回りを改良しZ1系のエンジンを載せたのがZ900。
フレーム、電装系をさらに改善して、
エンジンの各部の肉厚をあげて、
振動を減らす方に改善したのが丸型のZ1000、
角型のZ1000MK2です。
どの年式、車種も個性的で運転しての楽しさがあり
名前でなくキチンとした評価が得られるように
なっています。
今当社にスズキのGSX750Eという
とても珍しいバイクが入庫して整備しています。
写真は最初に納品した時のものです。
超個性的なスタイルにカタナ系のエンジンが
載っていますが、外観は似ているものの
エンジンは1100とは違う構造をしています。
所有者の方は他に部分レストア車のZ900に
乗られています。こちらも今ほどにZ900に
乗られる方が増える前に購入していただいてます。
2019年の事です。

回りに惑わされないしっかりと自分の意見を
持った方ですね。
と言っても、当社の意見も聞いていただけるので
話をしつつ作業を進めることができる。
個性と言ってもトラブルにつながるようなことは
避けなければいけません。
もちろんその中でもいわゆる定番好きという方もいます。
回りの人気が高いからなどではなく、
自分がZ1が好き、Z1000MK2が欲しいという
理由で選んでいただきたい車種です。
値段は高くなりますけどね。
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