間が空きましたがGSX750E(売約済)の製作模様の
続きです。
前回の4ではエンジンのシリンダーまで
組み終わっています。

これからシリンダーノックピンを組みつけます。

ノックピンは取り外すときには傷んだり
しなければ再使用で構いません。
今回は交換しています。


ノックピンの組み忘れは絶対にしてはいけないので
組みつけ後に写真に必ず撮っておきます。

このオーリングはヘッドナットに使うもので
ヘッドからのオイル漏れを防ぎます。

先程のオーリングはこの特殊な形状の
ヘッド締め付けに使用するナットに組みつけます。

オーリングから上はヘッド内でオイルに
浸かります。
オーリングから下は外に出る部分です。
今回この外に出ている部分は
再メッキせずに色塗りしています。

ヘッドナット。部品がまだでたので新品を使用しています。

オイル漏れを防ぐためのヘッドナットに共締めする
銅ワッシャ。

ヘッド締め付けのためのナットワッシャ類一式。

ヘッドガスケット。
今回は純正ピストン使用なので
ヘッドガスケットも純正品です。
作業時はありましたが今はおそらく
欠品だと思います。
元々組まれていたガスケットはオイル通路に
オーリングが使用されていましたが
オーリングがないタイプに形状が変わっています。


カワサキZ系などとは違い中央のカムチェーントンネル
部分にオーリングは使用されていません。

ナット、ワッシャ類に摩擦調整のグリスを
薄く塗ってからあらかじめ作業を終わらせていた
ヘッドを一気に組みつけました。
よくこういう手が離せない作業の時に
荷物が届いたりするんですよね。

これからカムシャフト回りを組みつけていきます。

まずオイル通路のメクラを組みつけます。

新品が出たので交換します。欠品の時は
再メッキします。

スズキ系はアルミや銅のガスケットではなく
このタイプのガスケットが多く使われます。

組みつけ後。

今では(2026年)欠品だと思いますが、
この作業時にはまだ販売されていた
カムチェーンのスライダー前側。交換します。
この部品は通常の使い方ではあまり減らず
傷みにくいです。
状態が良く、部品が欠品であれば
再使用して良いと思います。
となれば入庫時の状態が良い車両を入手する
必要があるということになりますね。

スライダーの下の部分がクランクケースの溝に
きちんとはまっているかを確認しつつ
組みつけました。

次にカムチェーンテンショナーの準備をします。
再メッキした特殊な形状のナットに
オイルシールを組みつけます。

オイルシールを組みつけました。
このオイルシールは年月が経つとオイル漏れが
発生しやすいです。
今はまだ部品がでます。

次にオーリング2個を組みつけます。

今回は純正のものを使用せずに
テンショナーのロックボルトを加工製作して
使用しています。
オーリングが入る部分は溝を切っています。
純正のボルトを使用しないのは
テンショナーが戻ることを防ぐために
張りを調整した後、ロックできるようにするためです。

ロックボルトをテンショナー本体に組付けました。

先程オイルシールを交換した部品に
ロッドとオイルシールを組みつけていきます。

スプリングなど全て組み終わりました。

ヘッドとカムシャフト摺動部にグリスを塗り、
カムシャフトをのせます。

カムホルダーを指定の位置通りにのせ、
規定トルクで締め付けました。

カムのタイミングを確認します。




タイミングをきちんと確認後に準備した
カムチェーンテンショナーを組みつけます。

テンショナーのガスケットです。

先程のガスケットを使用して
カムチェーンテンショナーを組みつけました。
テンショナー取付ボルトは純正のものですが
こういう重要なところは何を使っても
良いわけではなく、まともなボルトを
使わなければいけません。

バルブクリアランス調整を16本全てにしていきます。
トルクレンチを使用して締め付けますが、
トルクレンチを使っても
何も考えずに締めていくと締めすぎたり
締め足りなかったりします。
そういうことにならないように
摩擦面に気を使いながら調整、締め付けます。

バルブクリアランスを規定値に調整。
シックネスゲージの入れ方でも結構
クリアランスは変わってしまうので
考えながら作業します。

この部分のクリアランスの調整が終わりました。
全ての箇所に同様に行っていきます。
シム式ほどではないですが根気と時間が必要です。

ここでカバー類のバフ掛けが完成しました。

エンブレムがまだでるので貼り付けます。

こういう部品がまだでるのはありがたい。

バルブクリアランス調整が終わったところで
ヘッドカバーの準備をします。
ここにカムチェーンを抑えるスライダーを
取り付けます。
この部品も悪くなることはほとんどありません。

この部品です。再使用します。

緩んだものは見たことはありませんが
今回はねじロックを塗ってます。

スライダーを組みつけました。

カバー上面から見るとこんな感じになります。

裏面全体。大変きれいですね。

カバーはオイル漏れを減らすため
面だし加工をしています。
これぐらいの大きさの部品になると
加工しにくく非常に面倒な作業です。

ヘッドカバー締め付けに使用するボルト類を
準備をします。

一部のボルトに共締めするガスケット。

この様に使用します。

ノックピン。


ノックピンを組みつけました。

ヘッドカバーガスケット。
品質はとても良いです。

カムプラグ。カワサキと違いこの部分から
殆どオイル漏れしません。素晴らしい。





ヘッドカバーまで組付けました。
今日はここまで。
続きます。

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