販売車両GSXR-750

販売車両

販売車両GSXR750です。
走行距離12000キロ弱、こちらの車両を販売します。

1987年 スズキ GSXR750 始動動画です

今回の車両は写真を見ていただければ解りますが
充分に程度が良いので
レストアは購入される方の希望する部分のみ
オーダーで行います。

外装は修理、再塗装、取り付け位置の調整を
行っていますがそれに伴い一部整備の終わっている
箇所もあります。
その部分は今後行う整備メニューには書いていません。

前後タイヤ交換、フロントフォーク分解整備、
その際にインナーチューブ再メッキも行います。

前後ブレーキキャリパー分解整備、
マスターシリンダー分解整備、

リヤホイールスプロケット交換、
チェーン交換、ハンドル交換、
スロットルホルダー、スロットルケーブル、
それに伴い右側ハンドルスイッチ交換

ステムベアリング点検、悪ければ交換、
スイングアームベアリング点検、悪ければ交換。
ステップ回り分解点検グリスアップ。

エンジンは好調ですが、オイル漏れ、にじみが
出ている箇所があれば整備後の納品となります。

その他作業中に気付いた部分があれば
追加作業します。
お問い合わせいただいた方にはここまで行った場合の
金額をお話しします。

なお以下はお勧め作業でオプション扱い
(追加費用が必要になります)
フロントブレーキマスターシリンダー
をブレンボラジアルポンプタイプへ変更、
ブレーキキャリパー、スイングアームのレストア
フロントフォークアウターチューブのレストア、
前後ホイールのレストアです。

なおFCRキャブレター、純正マフラーのレストアなどは
すでに行っており、実際に走ってテスト済みです。

このGSXRの特徴は製作された年代、時代背景も
ありますが、とにかく本気で作られたバイクであること。

整備のために部品を一つ一つ手にすると解るのですが
凝った作りでとにかく軽い。

例を挙げれは、
この当時のバイクであまり気にかけられていない
フロントフェンダーや、リヤブレーキのトルクロッド、
リヤキャリパーサポートなども手に持つと、
エッと思うほどに軽い。
これはもちろん他のバイクの各パーツの重さを
知っているからという事にはなりますが、
一つ一つの部品を見直し、重量を削っていったのが
解ります。
こういう部品は何も考えず作っていると
驚くほど重く、すぐに車両重量が20~30キロと重くなってしまいます。

大きな部品でもホイールなどは当時としては
軽い方だと思います。そして純正マフラーも軽い。

頑張った結果として大きな並列4気筒エンジンが
乗っているにもかかわらず車両重量が抑えられ
実際に運転しても軽快、そしてエンジンも低回転、
中回転域からの扱いやすさを保ちながら7000回転位から
一気に吹け上がっていく様は
(ノーマルマフラーでも)
このバイクでしか得られない特別なものです。

写真の後、2023年11月23日に書いたブログを
再掲載します。メーカーが本気で作ったGSXR-750、
当社でしか手に入らないバイクです。
下記フォームからぜひお問い合わせください。

お見積りフォーム|旧車バイクリニューアル販売|タサキチューニングりフォーム|旧車バイクリニューアル販売|タサキチューニング
【全国対応】長期保証付き。カワサキZ系、J系、GPZ900R、スズキカタナを中心にお客さまのご希望のバイクを探し出しオーダーメイドでレストア+オーバーホール済みで販売。チューニングも可能です。

当社の販売車両GSX-R750について、
元になったGS1000のエンジンを積む世界耐久レーサー
GS1000R/XR41をご存知でしょうか。

中々良い写真がないのですが、著作権の絡みが
あるのでとりあえずこちらのリンクを紹介。
ぜひ見ていただきたいです。

【第6回優勝スズキ GS1000R】 真夏の鈴鹿8耐、第1回大会1978年から現在までの歴代優勝マシンを紹介。 - 8耐をもっと知ろう!"コカ・コーラ"鈴鹿8耐 特設サイト
"コカ·コーラ"鈴鹿8耐は2017年に第40回記念大会を迎えます。そこで第1回大会からの歴代優勝マシンを一挙紹介! 今回は1983年(第6回大会)世界選手権シリーズ第6戦 鈴鹿8時間耐久オートバイレースを勝利したスズキフランスのGS1000Rです!


ハーベーカラーと言われる塗装になります。
XR41で検索していただければいろいろ出てきます。

カウルの形状は初期型GSX-Rシリーズにとても
似ていますよね。
エンジンこそ油冷エンジンではありませんが、
この車両はGS1000のエンジンをモノショックの
アルミフレームに載せたもので8耐優勝しています。

1980年代、スズキはアルミフレーム車を次々に販売していきます。
RG250ガンマ、次にGSX-R400、そして当時国内で販売できる
最大排気量だった初期型GSX-R750、後にフレーム径などを
太くして剛性をアップし、排気量を拡大したGSX-R1100と続きます。

このGSX-R750、1100シリーズは先ほど紹介した
耐久レーサーXR41のレプリカとなります。

今でこそ当たり前のようになっていますが、
当時このGSX-Rのようにレーサーそっくりな形で
販売されたバイクはなく、唯一の存在でした。

さらに見た目だけ似せたわけではなく、
アルミフレームは鉄フレームに比べ約半分の重量、
スイングアームもアルミで作られていました。
実際フレーム単品で持ってみれば驚くほど軽量、
この軽さでエンジンの出力に対応することを考えれば
とても驚きです。

そして完成した車両はコンパクトで軽量、
当時他のメーカーよりも抜きんでた存在でした。

今実際に初期型GSX-Rを見てみると無駄のない車体、
そしてあちこちに少しでも軽量に仕上げるための
工夫を感じられます。

当時のメーカーカタログにはこう書かれています。

軽さとは、速さと同義である。
1gたりとも見逃さない強固な意志が、
R750の全身を貫く。

スゲーかっこいい。
そしてGSX-R750は発売されすぐに結果と出します。

人気車種となりたくさん売れ、予定された販売台数を
大きく上回ります。

そして販売だけでなくレースでも結果を出します。
AMAスーパーバイクでの好成績、
鈴鹿8耐には勝てませんでしたが、
ルマン24時間耐久レースでの優勝、
全日本TTーF1で全日本チャンピオンに輝きいています。
ただ、TTーF1のマシンは別物のようにチューニング
されていましたけど。

ただ今はっきり書いておきたいのは
今この初期型GSX-R750、GSX-R1100に乗ってみると
全く過激なバイクではないこと。

軽量で足つきよく、前傾も緩い。
ウィンドプロテクションがよくツーリングは快適
エンジンも鋭すぎず、トルクとパワーが充分にあり
マフラーからの音よく
車体も路面に急なこぶがあったりしても
安定がよく外乱に強い。

旋回もフレームが適度にしなって計算でき
難しい所がなく、チューニングでさらに
面白さが増します。
通常チューニングする時、
ホイールは18インチの軽量ホイールを
使いますが、17インチでも良く走りそうです。

つまり一般のライダー走る時望むものが
殆どこのバイクには最初から備わっているわけです。

次回はエンジンなど個別に解説します。

今写真のGSX-R750は外装の塗装に出しており、
販売中です。エンジンは腰上を降ろして
整備しますが、各整備メニューは後日紹介します。
問い合わせは当社ホームページの
問い合わせフォームからお願いします。

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