先日少し紹介しました、
Y様のZ1000を関西方面に納車に行ってきました。
完成写真をご紹介。
細かい部分も拡大してよく見ていただければ
違いが解ります。
このZはZ1000ベースにZ1仕様にしてあります。
世の中、見ている方が恥ずかしくなるような
中途半端なZ1仕様が氾濫しておりますが、
本来の目的である、Z1000の機能的に良い部分をいかして、
スタイルをZ1にしてあります。
今回純正タイプのマフラーを取り付けたいとの
オーダーでしたので、マフラーステーは部品取りの
Zからまるごと移植し、位置が違っていた
タンデムステップも一度外してZ1と同じに
なるようにしてあります。
その際リヤブレーキペダルもきちんと
使えるようにしました。
今回オーナーさんのご希望で、フロントキャリパーは
アウターチューブの前にくるようにして
取り付けてあります。キックシャフトも残し、
キャブもCRキャブレターにしました。
バッテリーはケースをZ1と同じ位置に
取り付けし、シートのキーシリンダーは
そのままではZ1のサイドカバーとは鍵の位置が
合わないため一度外して加工し、取り付けてあります。
もちろんZ1のサイドカバーはそのままではつかないので、
念入りに位置を確認した上で、フレーム側を加工して
きちんと純正のように取り付けられるようにしてあります。
よくフレーム側は無加工で、取ってつけたようなステーを
間につけているものがありますが、そんなことはしません。
その際、Z1000についている、
余計なステーなどはすべて外してあります。
今回はタンデムでの高速道路使用も気を使わずに
できるようにということで、ETCの受信アンテナは
ヘッドライト下の、見える位置に取り付けいたしました。
当社では普通に乗れること、維持のし易さ優先していますから、
キャブレターがノーマルだったりのフルオリジナルのものは
販売していませんが、6年前に購入していただいた、
ZZ-R1100C型のコスワースピストン使用の速いモノに続き、
2台目の購入ということで、ゆったり走れる当社の考える
ノーマルスタイル仕様のものを製作させていただきました。
既にオーナーさんからとても良い感触の
「とっても楽ちん、レスポンスが優しい、振動が心地いい、
ミッションのタッチがカッチリしていて気持ちいい
ゆっくり走っていても全然苦にならない」
とのメールをいただきました。
Zのある生活を、楽しんでいただければと思います。
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