リニューアル販売車輛のフレーム補強について

フレーム補強はオーダーにより行うことが可能です。

ほとんどの車種は、高負荷で走行中によれるなどの問題が起きていたとしても、フレーム自体に問題があることは少なく(事故車は別)足廻りとのバランスだったり、セッティングに問題があることがほとんどです。弱くてもバランスがよければかなり走れます。

やはりその補強をおこなった方が良い車種の中心はカワサキのZ1~Z1000MK2などのZ1直系となります。Z1000J~Z11OORなどのJ系とよばれるものは1箇所補強するだけで充分なので、ここでは紹介していません。ただしこの1箇所の補強は必ずいれた方が良い部分です。

以下の写真は74年式Z1にフレーム補強をしたものです。

※写真をクリックすると、拡大写真を見ることができます。

フレーム補強 フレーム補強 フレーム補強 フレーム補強

赤い矢印でさしている部分が補強した所です。

補強箇所は17箇所あり、リヤショック取り付け位置を変更するレイダウン加工もいっしょにおこないます。(補強箇所は、変更になる場合があります。)

フレーム補強はそれ自体がかなり手間がかかることですし、1度全てを組みつけてしまうとそれをバラしてフレーム補強だけをおこなうのは時間の面でもお金の面でもかなりのロスが生じるので、走りを重視するならバラした際に、ぜひおこなっておきたい作業です。

補強箇所は基本的に左右共通ですが、機能的な問題により(もともと付いている部品に干渉したり)形状を変えている場合あります。

カワサキZ1直系のフレーム補強は中途半端に少ない箇所入れたりしても効果がありませんし、経験のない方が安易に雑誌などの影響で闇雲に補強をすれば、ただ硬くなったり、まっすぐ走らなくなったりしてしまいます。フレームに手を入れるのは相当にリスクがあります。間違った補強をするのならノーマルの方が良いのです。

また、補強材を隙間なく製作できていなかったり溶接方法が適切でないとフレームが大きく歪んでしまい、補強することで事故車にするのと同じことになってしまいます。

また補強キットなどという名目で販売されている商品もありますが、このころの旧車は必用な部分の寸法は問題ないようにきちんとできていますが、(ステアリングヘッドやピポッドの位置関係など)重要な所以外は左右で溶接位置が違っていたりするのが当たり前なので、汎用の補強キットをそのまま使うのは無理があります。
基本的に古いバイクのフレーム補強をおこなう場合、その補強材はその都度ワンオフで製作するほうが良いものが出来るのは間違いありません。

当社では力を逃がす部分を考えつつ、適切な材質、太さ、厚さの材料を、隙間ができないようにその都度ワンオフ製作して溶接。必要な箇所に補強する為、しっかりしているのに適度にしなり硬すぎることなく、とても乗りやすいバイクとなります。

補強材に関してはプレートで製作するほうが生産性がとてもよいのですが、パイプで製作するほうが美しいと思っているので、断然手間がかかりますがそうしています。組み付けるとほとんど見えませんが…。

フレーム補強また補強する際には溶接する関係で必然的にサンドブラストをおこないますから、錆も元から落とせますし、その後の塗装で美しく仕上げることが出来ます。美しいことはとても重要だと私は考えています。

▲ページトップへ戻る