カワサキZ1エンジンフルオーバーホール3です。
カバー類のバフがけと、
ヘッドのインシュレーターの段差を削りとったり、
ポートのカーボン落としなどです。
- フロントスプロケットカバーの裏側。オフセットスプロケットを組み付けるので、干渉する部分をこれから削りとります。
- スプロケットに干渉する部分を削り終わったところ。このカバーはクラッチのレリーズ機構が組み込まれていて、力がかかるため裏側のボルト取り付け部の根の部分ににクラックが入っていることがよくあります。クラックが入っている時はバフがけ前に溶接し修理します。
- こういう部分にクラックが入ったりします。
- この辺もクラック入ります。ボルト4箇所で固定されていますので、4箇所とも確認します。
- 9割ぐらいバフが終わったところ。エンジン組付前に最終の仕上げバフを行います。バフはとても手間がかかる作業で、そのため写真で見ると良く見えても実際に見ると全然だめな物を良く見かけます。当社でも単品でお引き受けできますが、時間は必要です。どうせするなら綺麗に。
- 通常はもっと後の工程で修正面研を行うのですが、段取りの関係でこのタイミングで行いました。
- ここの出っ張りがやや大きいのでリューターで少し削ります。ポートの全ての箇所行います。
- こんな感じで落とします。
- そしてこんな感じにロールペーパーでします。写真で撮りやすく、、また解りやすいのでここを撮影していますが、他の箇所も同様にデコボコあればある程度とって綺麗にします。またへこんでいる部分を全部取り去るのは間違いで、そうするとポートの形状そのものが悪くなる場合があるので、やりすぎないのが大切です。チューニングエンジンのヘッドの場合は拡大研磨に加工ですので、OHし仕様のように出っ張りを落とす感じではなく、狙った形状になるように大きく加工する部分あります。バルブの周辺は高回転域に大きめの影響があります。ポートのカーボン落としはいっぺんに全て行うと雑になりますから、写真のように一部ずつ丁寧に行います。この写真で言えば奥の部分はこのあとするという感じです。 またオーバーホールエンジンはこの程度のペーパーまでで充分ですが、チューニングエンジン仕様はもうひとつ細かいペーパーまで行います。
- この写真は1番と2番側で、イン側のポートと、今回使用する大径インシュレーターの段差を確認。段差部分に印を付けます。
- 3番、4番。
- 印をつけたところ。
- 削るのは簡単そうに見えますが、これぐらいの段差を削っていない部分と自然につながるように、丁寧に、きちんと(こういう部分を雑にしているところが多いのでしつこく書いてます)削るのには慣れていてもとても時間がかかります。
- 削り取りました。
- 裏返して撮影。こちらの方が良く見えるので。
- 1番、削り取ったあと。インシュレーターを取り付けるとこうなります。ロールペーパーで仕上げてあります。
- 2番。ポートの入口で作業自体はしやすいのですが、作業量自体は多いので、ここまで仕上げるのは結構時間がかかります。やらないほうがむしろいいような感じで削っているデタラメな会社もありますが、作業するならきちんとしないとかえって具合が悪いです。3番と4番も同様に行います。
- オーバーホールエンジン仕様のIN側のポートカーボン落としが終わったところ。手間はかかりますがこの作業により、より調子の良いOHエンジンになります。
- こちら側も同様、EX側も同様に行います。ポートは普通のデジカメで写真を撮っている関係でピントが合いにくくこんな感じですいません。ロールペーパーでインシュレーター取り付けめんにペーパーの跡がついたりているのはオイルストーンでこの後綺麗にします。
カワサキZ1エンジンオーバーホール4に続きます。
エンジンオーバーホール4はこちらをクリック
コメント