カワサキZ1エンジンフルオーバーホール18です。
オイルクーラーの取りだし口の組み付け、
セルモーターの組み立てなどです。
- ギヤチェンジ機構のカバーです。これはシール交換前の写真です。
- 特別なことではないので写真にはありませんがこのカバーのシール類を全て交換してあります。ただ、左下に写っている金色のシールからオイル漏れが生じやすいですので車検ごとにチェックした方が良いです。このシールは組み付け時にコツがあり上手く組み付ければオイルにじみが生じるまでのサイクルを長くできます。ただしここは一定期間がたつと漏れてきますから定期交換部品と考え、何年かに一度交換するか、にじみがでてきたら交換するようにするのが良いです。また使用オイルの銘柄によってはすぐに漏れてきます。一緒に写っているのはニュートラルスイッチ。純正品です。
- ニュートラルスイッチを取り付けたところ。エンジン本体にカバーを組み付けた後にもう一度まし締めします。後で組み付けても良いのですが、これは当社の段取り上この方が都合が良いため。10年ほど前はニュートラルスイッチも再使用できるものが多かったのですが、それ以降は全て新品に交換しています。見た目は悪くなくても割と早めに機能しなくなるものがあることが解ったので、念のため。
- チェンジ機構のカバーを取り付けたところ。右の下の方にチェンジアームのロッドがでていますが、先ほど説明したように、このロッドのシールからオイル漏れがしやすいです。
- フロントスプロケットを仮組み。このように今つける必要がないのに仮組みするのは、フルレストア車の場合、使う部品点数がとてつもない数になるので、もし注文抜けなどがあっても早めに気付くようにするためです。
- ブリーザーの内部部品を組み付けます。MK2系はこれが2段になってます。
- 組み付け後。取り付けのネジは普通緩んでくることはありませんが、しっかりと締めておきます。
- オイルクーラーの取り出し口を組み付けます。
- オーリングを組み付け。こういうものも純正品。一度新品にしておけば、外さない限り交換する必要がでてくることはまずありません。
- オイルクーラー取り出し口と対策オイルプレッシャースイッチ。スイッチは当社のキット。純正はオイルランプが点灯した際にはオイル通路を遮断することになるので、それを避けるための部品。乗り方により異常がなくても点灯する場合もあるので。もちろん異常で点灯する場合もあります。
- 組み付け終わりました。
ここでいったんセルモーターを組みたてます。
- このエンジンはオーバーホール仕様なのでセルをレストア、OHして組み付けます。以前は内部のオーバーホールのみで外観のレストアは行っていませんでしたが、今はレストアを行っています。(フルレストア車のみ)またチューニングエンジン仕様の場合はハイカムや、強化バルブスプリングを使う関係で、暖まった時に回らなくなる場合がありますからセルモーターは交換しています。
- 前後のキャップ部分。
- 内部。内部の絶縁テープがはがれていたら接着します。
- こんな感じでべたバイスで軽く挟んで組み付けていきます。
- ここのオーリングは欠品なので再使用。切れていたりしたら中古良品と交換します。
- セルもエンジン同様、物によって状態が結構違うので、交換部品はその都度考えます。程度が悪い場合はまるごと交換してしまいます。シムを入れ忘れないように注意します。今回ブラシは交換。たまに交換済みの物もあります。ブラシと接触する部分は写真では解りにくいですが表面を薄く削ってあります。後期のモデルでこのブラシが4極の物もありそのタイプはものすごく減っていたり偏摩耗している場合もあります。
- 形になり、後は再メッキしたボルトをつけるのみ。Z1は配線が一体物なので交換できないため清掃して再使用。後期モデルは配線が分離タイプなのでその場合は自社で製作して取りつけています。
- セルモーター完成。
- ブリーザーボディとオーリングとボルト。特殊な形状のボルトは再メッキ。このボルトは加工する場合もあります。また過去に締め付け過ぎて穴があいている部分が著しく伸びてしまっている物があります。ここは強く締め付ける必要はありません。少し伸びているぐらいは問題ありませんが、明らかに伸びている場合は交換します。
- ブリーザーボディの内部。MK2系とはすこし中身が違います。
- オーリングを忘れずに取り付け。
- ボルトを締めて組み付け。強く締めすぎてはいけません。こういう部品が綺麗なことはとても大切だと思います。
カワサキZ1エンジンオーバーホール19に続きます。
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