2020年締め

締め仕事はCB1100Rのクランクケース回りを組みたて、最終日はバラスを運んだり撒いたり来年スムーズに仕事に入れるように来年に向けて作業場回りの準備をしました。

仕事の終わりにバイクについて雑談していると、ふと頭に浮かんだりするのは、「もっとここをこうしたらよくなるのに」という古いバイクがとても多いことです。相変わらず。もったいない。

私自身の考えとしては、古いバイクは最初にエンジンオーバーホールなどの重整備をしてから乗り始めることが一番良いと思っています。
が、そこまでの事でなくてもちょっとしたクラッチ回りの整備、キャブレターの変更、調整、スロットルケーブルを変えたり周辺のグリスアップ、ハンドルやレバー、各ペダル類の高さの調整をしたり、1か月に一度くらいはタイヤの空気圧、バッテリーのチェックをするなど、本当に基本的なことではありますが、それすら全く変な状態になっているバイクのなんと多いこと。

キャブを換えるのにはお金が必要ですが、それ以外の事って大してかかりませんよね。

そして車検なんかでバイクを預かっているにもかかわらず、そういう部分を見落とし、あるいはスルーして(どう調整すべきか解っていない自称プロも多いのですが。詳しくは12月23日のブログ参照)換えなくても良い部品を換えたり、余計なとこを触ってお金だけをとっていく自称プロたち。

車検は乗る側からすれば費用の面では痛いものの、日頃乗りっぱなしの人や、良い悪いがあまり解らない人が、もし本当に解る人に点検してもらえるのならとても良い整備のタイミングだと思います。2~4年に一度くらいはきちんと診た方がいいですしね。人間の健康診断と一緒。

同じクラッチケーブルを換えるにしても、良品とそうでないものではクラッチの軽さ、つながり具合がが解りやすいかどうかや、寿命も大きく違ってきます。ダメな奴はすぐに重くなる。こういうことが判断できない人に限ってすぐ別なものに変えたがる。

こういう事すら判断できない人にはエンジンオーバーホールなどできるわけないのですから、日頃の点検や整備がきちんとできるかどうかは、重整備を任せられるか判断の一つになるわけです。基本的なことが解らない人には重整備は100%できない。悪いところが解らない人なんですから。

もし古いバイクに乗っていて、ずっと調子が悪い、何してもよい結果が出ない、上手くいかないからおさらばしたければ、こういうダメバイクばかり持っている人間関係からいったん外れて違う人とつるんでみましょう。まるでダメ男から離れることも大切なことです。

あるいはいったん人の意見でなく、一人になって考え行動する。調子の悪い軍団とつるんでいると自分のバイクも調子悪くなります。理由は簡単。アドバイスをもらう人のバイクも本調子でないため、アドバイスもでたらめになるから。

この間電話で話した友人の知り合いのバイクが調子が悪いって、バイク屋に持ち込むと、その原因を最初はキャブが悪いといい、キャブを交換。それで治らなくて次はエンジンを交換するって。アホか!次はバイクを換えるっていうんだろ!

当社のお客さんって、大事なことは人の意見に流されず自分で決めることができるタイプの人が多いんですよね。だから悪い奴、ダメな奴、ダメ情報に足を引っ張られない。

年が変わる時は物事を変える良いチャンスでもありますから。

では皆さん良いお年を。








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