GPZ900Rエンジンオーバーホール

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10年以上と長くお付き合いしていただいている
F様のGPZ900Rです。
鍛造ピストンを使ったエンジンOHを行っています。

カワサキ水冷車のエンジンは共通部品も多いのですが、
それでも傷みやすいカムシャフトなど欠品がでてきており、
旧車空冷他社種のようにOHが希望通りにはできない日も
近づいているのかもしれません。
カムシャフトもロッカーアームもすべて交換して
ありますが、以前から部品を手に入れていたので
当社では大丈夫。

足回りのチューニングや外装の塗装、
マフラー、オイルクーラーの装着など以前行っており、
今回長くお預かりすることになりましたが
エンジンオーバーホールを行いました。

水冷エンジン車は空冷エンジン車に比べると
エンジン以外の補器類などの部品も多く、
エンジンの構造もやや複雑になります。
古い空冷車とはまた違うところで気を遣う箇所や
ノウハウが必要です。

ただ、いったん走り出せば水冷エンジンは
熱の上下が少なく、使用されているガスケット、
シール類も現代的になっているため、
慣らし運転をきちんと行えば
長くトラブルが起きることが少ないですね。

ノーマルエンジン車では得られない加速、
音、レスポンスなど存分に味わって
いただきたいと思います。

どんどんバイクを乗り換えていくことも
それはそれで楽しいことですが、
本当にこれ一台と気に入ったバイクに出会えること
自体が中々ないこと。
その気に入ったバイクに名ばかりではない
きちんと作業されたオーバーホール、
チューニングエンジンを載せ走られることは
オーナーさんだけが知ることができる
特別な世界です。

車体の写真も載せてありますが、
納車して10年以上経っているのにとても状態良く
大切にされているのが伝わってきます。

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