カワサキZ1エンジンフルオーバーホール11
クランクケースの組み付けを行います。
まずは上側のケースから行います。
- オイル通路をエアで吹きます。
- 各ノックピンがきちんとついているか確認。
- スタータークラッチ、ジェネレーターなど取り付けられる部分。ご覧のように綺麗です。ここまで綺麗なのはめずらしいですが、ベアリング取り付け部分に傷がひどく入っていたりすればそのクランクは使えないことになります。テーパー部分は少しぐらいは平気で修正すれば使えます。
- 規定トルクで締めつけ。ここは2回にわけて締める箇所です。
クランクシャフトを組み付けたところで、
今回は段取り上クランクケース下側の準備を
先に行うことにしました。
- ニュートラルの位置決めのスプリングを交換します。後期型のMK2などは2本に増えてます。
- 部品を外し、グリスアップします。スプリングがかかるピンの部分はよく曲がっているものをみます。写真の状態が良いもの。
- スプリングはこれ。こういう細かい部分もきちんと作業します。
- 組み付けました。見た目より意外とかけにくいです。
- Z1は部品がボルト部分が2段になっているので、両方チェック。
- 緩みがないか、ロックワッシャなども問題ないかチェック。
- ミッションのリターンスプリングのストッパーのボルトが緩んでいないかチェック。
- オイルフィルター部のリリーフバルブの動きを確認。
- ミッションのシフト機構になります。シフトフォークのボルトチェックとロックワッシャを交換します。シフトフォークも曲がり、摩耗などをチェックします。フォークの曲がりはほとんど見たことがありませんが削れているのは時々あります。ただ、ノーマルの物で減っているものは少なく、悪い店でオーバーホール済みなんてのを開けた時に悪くなっているものが多いです。
- ボルトをとったところ。なおシフトドラムは毎回外さず、程度により分解します。この車両の様に状態がとても良い場合ははずしません。理由はエンジン側のドラムの位置決め雌ネジ部分があまり頑丈な作りでないため、余計なことをしてクラックなど入るのを避けるためです。ドラムを外すのは50%ぐらいでしょうか。
- シフトドラム部分を確認。溝の部分が欠けていたり、大きくなっていたり、変形しているとギヤ抜けの原因となります。
- ボルトは問題ありません。このボルトが変形したり減ったりしていると、ギヤ抜けの原因となります。ロックワッシャを交換、シフトフォークの雌ネジ側も脱脂して、ネジロックをつけて組み付けます。
- 組みつけました。この部分は通常の同サイズのボルトよりも締め付けトルクも大きいです。
- シフトフォークを外しグリスアップとチェックをします。
- ご覧のように綺麗です。
- 反対側も綺麗です。ミッション本体の方の程度が良く乗り方に問題なければシフトフォーク側が痛むことはほとんどありません。ミッションのドッグ部がへたっているとここも悪くなります。
- クランクケース下側シフトフォークまわりの作業が終わりました。
カワサキZ1エンジンオーバーホール12に続きます。
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