カワサキZ1エンジンフルオーバーホール13です。
クランクケースが上下が分割した状態を
カワサキZ1エンジンフルオーバーホール12で
紹介した状態からいきなり上下が組み終わった状態に
なっております。
このケース上下組み付け時には液体パッキンを塗る関係上、
(液体パッキンが固まってくるため)
手早く組みける方が良いので、いきなり
ケース上下が組み終わった状態から続きとなります。
ご了承ください。
これからスタータークラッチ回りを組み付けます。
- エンジンの左側、発電関連と、スタータークラッチまわりの部品がつきます。
- スタータークラッチ、純正の新品を加工してあります。加工しても著しく寿命が延びるわけではありませんが、しないよりはした方が寿命がいくらかのびます。これにより振動が増えたりすることはありません。
- ジェネレーターのローター。鉄とアルミで一体の部品ですが、状態が悪いものはその境目にガタがでています。その場合エンジンからコンコンコンとかカンカンカンのような音がでます。解りやすいのはアイドリング時です。悪い場合は交換となります。当然これは大丈夫。ローターはクランクシャフトの変更に合わせ、溝なしに変更しています。
- プレートを装着。空冷GPZ1100などの最終型にはついていません。
- スタータークラッチをローターに組み付けたところ。ボルトは程度が良いので今回は再使用。傷んでいるものも多いです。ネジロックを塗ってトルクレンチを使って締め付け。エンジンの掛け方が悪かったり、バッテリーが悪かったり、セルモーターが悪かったりすると、このクラッチとギヤが(後で紹介します)傷みます。交換すると部品が高いので結構な出費となります。
- スターターのローラー、ピン、スプリングを組み付け終わりました。組み付け時にはオイルを丁寧に塗ってから組み付けしています。
- スターターギヤ。この部分に筋が深く入ってきたら要交換。これは綺麗な状態。ほんの少し筋が部分的に入っている程度なら再使用可能。
- ギヤの裏側に組みつけるダンパー。厚さに種類があり、適切なものを選んで組みつけますが、その他の部品との兼ね合いで加工する場合もあります。この部品は厚さが適切で、この写真のように状態がよければ交換の必要なし。
- スターターギヤの裏側。
- ダンパーにグリスを塗ってスターターギヤに組み付けたところ。
- エンジン側を組み付けます。面取りされている方を中側にして組み付けます。
- このようになります。
- ニードルベアリングをグリスを塗って組み付けたところ。
- ワッシャ。程度が良い場合は再使用で大丈夫。この写真の物は交換の必要なし。
- 先ほどのワッシャを組み付け。
- ローターを締め付けるボルトとワッシャ。クランクシャフトを変更した関係でボルトとワッシャは当社で用意したもの。
- ネジロックを塗ってトルクレンチを使って締め付けました。
カワサキZ1エンジンオーバーホール14に続きます。
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