バイク屋さんで、その店が良心的かどうか、
また丁寧に仕事をしているかどうかを
判断するのにとても良い方法があります。
簡単です。
仕事を頼む前に判断がついて、
良い店かどうかを判断できればよいのですが、
知識があろうが無かろうが、
自分に合っているかどうかは実際に注文して見ないと
解らないことが多いでしょう。
今日の話は、
例えばバイクの納車引き取りを嫌な顔一つせず、
希望どうりの時間に自宅まで来てくれる。
立派な待ちスペースがあって、作業中は
リラックスしてコーヒーでも飲みながら
スマホを触って過ごせる。
ということが一番の理想なら
今日の話は役に立ちません。
そんなことよりも、
私たちの大切なバイクや車の整備などを
頼んだ時に、良い仕事をしてくれる店を
判断する入口の話です。
ニコニコ愛想よく世間話をする整備士も
いいかもしれませんが、
そんなことよりほかの作業で汚れた手で
自分のバイクを触って欲しくない。
人がよさそうというそれが一番大切なことではなく、
バイクをきちんと整備してほしいという方に
向けた話です。もちろん私も愛想の悪い店には
出さないのですけれど、一番大事なことではない。
それは作業を頼んだところが綺麗になって
返ってくるかどうか。それだけです。
簡単ですね。
解りやすいのはオイル交換、タイヤ交換。
全体はさっと掃除してくれればよく、
とても綺麗になって帰ってくる必要はありません。
全体を綺麗にする時間があるのなら
整備する場所にもっと時間を割いてほしい。
全体の掃除は好きならオーナーさんがするものです。
作業したところが綺麗になっている。
何だそんなことかと思われるかもしれませんが、
本当に良い判断になります。
これの良いところは、
技術的なことが何も解らなくても
判断できるところです。
綺麗になっているかどうかだけ見れば
良いのですから。
はっきり書きますが、
古いバイクのエンジンオーバーホールや、
良いバイクを買うのなら
その辺のなじみの店に頼むより、
当社の様な専門の店に頼むのが一番です。
圧倒的に内容が違います。
その辺のバイク屋さんでできることでは
ありませんので。
ですが問題はそのあとです。
ご自分でオイル交換や、
できればタイヤ交換ぐらいまでできると
とても良いのですが、
オイル交換くらいまででタイヤ交換はできないと
言う方が多いですね。そりゃそうだ。
先々、
自分と友達でできる！タイヤ交換。
などと言って会員の方には動画で
配信したいと考えているのですが、
そのタイヤ交換や、ちょっとした事を
頼みたい。
難しいことはできなくても
きちんと対応してくれる、
そういう店が地元にある方が安心ですね。
あるいは今すでに古いバイクに乗っていて、
地元のバイク屋さん数件の中で
長くお付き合いのできるなるべく良い店を
見つけたいとします。
その時に判断に使えるのが
先ほど書いた、
作業を頼んだところが綺麗になって
返ってくるかどうか。
です。
綺麗になるほど基本良い店と判断できます。
とにかく言うことは立派ないいことばかり
言うのだけれど、全然作業はダメ。
毎回嫌な思いをする、という店が多い。
まず良い店を見つけるのに、
まず数軒回ります。行動あるのみです。
友人に紹介されてもとにかく最初から
一つと決めないことです。
そして自分にとって印象の良い店に
なるべく簡単な作業を依頼する。
1円も余計なことにお金を使いたくないなんて
ことでは良い店とはめぐり合えません。
なんせ良い店なんて元々数がほとんどないのですから。
頼みやすいのはオイル交換。
古いバイクであればマフラーの下の
オイルを抜く時に取り外すドレンボルト回りや、
オイルフィルターの回り、そして
その周辺などオイル交換時に関連するところを、
作業前に自分で自分のバイクをざっとでよいので
見ておきます。
クレームを言うために見るのではないので、
ざっとで良いです。1分もあれば見れます。
そして作業終わり、かえって来たらその部分を
再確認します。
良い店なら必ずその周辺は綺麗になって
帰ってきます。
悪い店は汚いまま、あるいは作業時にたれたオイルが
掃除されておらずべたべたになっていたりして、
最初より悪くなって帰ってきます。
やたら自社で取り扱うブランドで最新のものを強く
薦めるのも怪しいです。
古いバイクに最新スペックのオイルを入れる時には
良く考える必要があります。
それぞれ合う合わないがあるからです。
古いバイクに最新スペックのオイルは
オイル漏れを引き起こす原因にもなります。
そんなリスクを初めて入庫するバイクに
強く勧めるのはどうでしょうか？
その場で儲かれば、
あなたのバイクはどうでもいいのか、
という話です。
また社外品のオイルフィルターを薦める。
これも怪しいです。
基本は高くても純正オイルフィルターです。
初めてのお客さんに冒険はしないでしょ。
オイル交換時にショート管など
前から後ろまですべて溶接され、
一体になっている物はマフラーが外しにくいため
車体側に傷が入りやすいです。
ですから明らかに大きな傷だらけになって帰ってきたり、
あちこち色はげしたりしていたら
その店は最悪です。
しかもこういう店に限って料金が高めだったりします。
良く見てください。ただの普通のバイク屋なのに
やたら大きくて立派な建屋がありませんか。
あなたの払ったお金があなたのバイクに還元されずに
その建屋代になっています。
分割されるタイプのマフラーで、
もともときちんとついていたのなら、
同じ位置になるように注意が必要です。
それぐらい確認してほしいです。
いいマフラーも取り付け一つで
カッコ悪くみえます。
その店のことが一番解りやすいのはタイヤ交換。
オイル交換で合格したのなら
タイヤ交換を依頼して見ます。
ダメなら店を換えます。少しくらい遠くても
いいじゃないですか。
タイヤはしょっちゅう換えるものではない方も
いるかも知れませんが、
私が素人の時にＺ１０００ＭＫ２に乗っていた時は
5000キロでなくなっていたのでしょっちゅう
換えていました。良い判断になります。
結果気にいらず自分でする羽目になったのですが。
中にはそういう方もいるかもしれません。
いいテストです。
ホイール回りは、ブレーキダストや
チェーンオイルなど、走ることにより
とても汚れます。
汚れたままだと問題があった時発見できないため、
良い店であれば悪い部分がないか確認のため
必ず掃除をします。
汚れていてはダメな部分が解らない。
タイヤ交換をして、そのあと悪い部分がでれば
その店の責任になるわけですから、
なるべく綺麗にして分解する部分に問題がないか
チェックする必要があります。
ですから汚れていたら一度掃除する必要が
あるのです。
タイヤ交換時にそれがされていない、
綺麗になっていないのなら、
間違いなくダメな店です。
そして誰でも見れば解ります。
一つの店にこだわるのは本当に良いことでしょうか。
皆さんはどう思われますか？
友達だから、長いおつきあいだからって
それでいいのでしょうか。
一度の人生です。
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