サイレンサー修理

先日納車したZ1をご紹介したいのですが、
時間の関係でチタンメガホンマフラー修理を
ご紹介。
当社製のチタンメガホンマフラーの修理を
行いました。
通常のサイレンサータイプの場合、
傷が深ければその部分を新たに作り交換する方が、
金額の面でも手間の面でも良いです。
ですがメガホンマフラーの場合、
そうは簡単にいきません。
その曲がり具合、つなぎ具合はその車両ごとに
違うため、マフラー全体ではなく転倒すると
一番に傷つくサイレンサー周辺のみを作るとなると
かなりの高額になります。
修理するといっても鉄と違い、後で修理した箇所に
色を塗るわけにはいかず、修理した部分がバレバレに
なってしまうので、そうならないようにしなければ
いけません。
あらかじめさんざん考え、材料や道具を用意し
作業しました。
写真以外にも大きく曲がったり、へこんだ部分も
あったのですが、作業に気を取られ撮るのを忘れました。
なんでも近頃は少し壊れただけでも修理できない、
全部まるごと交換、などとふざけたことを言うメーカーが
増えましたが、当社では自社製品に限り、
可能なかぎり修理していきたいと考えています。
メガホンマフラーの傷だけではない、
へこみもありの修理は初めてでしたが
上手くこなせました。
DSC06736.JPG
DSC06737.JPG
へこみと傷があります。
写真ではたいしたことないように見えますが、
結構痛んでます。
DSC06738.JPG
DSC06739.JPG
溶接をして治す部分もあります。
DSC06741.JPGDSC06742.JPG
なんとか治せました。
金額は結構かかりますが、
それでも作り直すよりはかなりましですし、
なにより治せることが重要です。
具体的にどのように治すかはノウハウの
部分もあり書きませんが、こうすれば治せる。
というものはなく、つどつど考えて作業します。
今回、当社増井が頑張ってくれました。

コメント

  1. 高尾です より:

    最近なんでも「アッセンブルブルで交換」が多いですよね。車でも電球のみの交換で良くても、一体交換で五万円なんてこともしょっちゅうみたいです。モノづくりの姿勢ってこういうところにも見えてくるのかもしれませんね。

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