このCB750Fは約10年前に当社でエンジンオーバーホールしました。その時の走行距離は約39000キロ、現在は78000キロですので10年で約4万キロほど走行していることになります。
元々はエンジン作業ではなく真っすぐ走らないなど車体の方に問題がありそれきっかけで入庫してきたのですが、その部分を修正、エンジンのOHなどを施しつつ現在に至ります。
車体入庫時から見た目状態は良く、外観の大きなレストア作業などはしていません。
見ての通り今でも外観は綺麗なのですが、それでも不具合があったわけですから、最終的に乗ってきちんと走ることの確認がいかに大切か解りますし、状態が良く見えるのにきちんと走らずに手放すとなってしまっては悲しすぎます。
コスワース製ピストンを使いオーバーホールしたエンジンは、出力低下も感じられず好調を維持しています。これはオーナーさんの取り扱いがよいこともありますし、きちんとしたオーバーホールを施せば、通常の使用方法なら(サーキットや峠走りばかりではない)ある意味当たり前だと思います。
またCB系はカワサキZ系よりも、オイルにじみなどは出にくい構造です。
今回の入庫理由はフロント周りの変更で、セパレートハンドルがついていたものをアップハンドル化と、アンチノーズダイブのついたフロンフォークを、そういう余計なものがついていないCB900Fの純正フォークに変更、その際に整備、レストア、セッティングを変更することです。キャリパーも変更しています。
メニューの内容はお任せいただいております。
レストアの方はアウターチューブをブラスト後に再塗装、インナーチューブはそのままでも使えないことはなかったのですが、サービスで再メッキしましたので新品同様です。
セッティングの方は純正の低すぎるスプリングレートを変更し、微調整できるようにイニシャルアジャスターを取り付けてあります。
見ての通りスタンダードの雰囲気を多く残した仕様で、私自身もCBと一目でわかる上品なデザインと大きめのテールランプ、リヤフェンダーの形とタイヤの太さがバランスがよいところが気に入っています。
CB750Fはメーター回りの形状、デザインも良く、乗ってもエンジンはレスポンスよく車体も軽快に操れ、カワサキ車とは違う良さがありお勧めのバイクです。
納車後オーナーさんからも、とても乗り易くなったとの感想をいただきました。
当社も今現在ご注文いただいた低走行の2台をレストア中で、1台は今エンジンを組み立てています。
良いCBを手に入れるなら、高くなってきてはいますが、値段の上がりきる前のタイミングをお勧めします。
なお、CB750Fのコンプリートエンジンを限定1機のみ販売できます。ヘッド当社でポート加工などを施しております。
このエンジンは元々当社のお客様が当社でオーバーホールして乗っていたCBのエンジンですが、再度本物の鍛造ピストンを使いフルオーバーホールして販売できます。
なお今回は調達価格がまともだったため、エンジンオーバーホール代のみの請求でベースとなるエンジン代はサービスとなりますので大変お買い得です。
ただし、条件としましては乗っての動作確認をしたいためエンジン完成後のエンジン脱着、せってイングなどはこちらで行いますから、当社に車体を持込できる方。エンジン脱着の工賃も特別変なところがなければ無料です。
また、エンジン本来の能力を発揮するため、また好調を維持するため、純正キャブではなく、FCRキャブレターもしくはCRスペシャルに変更されているもの、または新たに購入できる方です。
ポート加工まで終わったエンジンは貴重で、かつエンジン完成まで乗ったままで待つことが可能となります。
完成後の保証は1年付き。価格は当社の通常メニューと同等。興味がある方は当社ホームページの無料お見積もりフォームからお問い合わせください。
コメント