電装系もメインハーネスをなどトラブルが考えられるところは全て交換などの対策を施し、今回は大まかな説明になりますが、このような仕様でおよそ製作期間4ヶ月~5ヶ月程度となります。

クランクシャフトは、まずねじれに異常がないか点検ます。 |

その後振れを測定し振れが大きければ修正します。そして圧入部分を溶接によるひずみがなるべく出ない ように溶接します。 |

ミッションは全て分解した後、痛んでいる箇所がないか点検します。すべて悪い部品は交換し、その後ドッグ 部をアンダーカット加工します。力がかかった際のギヤ抜け防止の為です。 |

アンダーカット加工後に洗浄し、消耗部品を交換(ベアリングなど)して組み付けます。 |

クラッチハウジングですが、良くスプリングが痛んでいるので、悪ければハウジングASSYで交換します。分解すればスプリングだけ交換できますが、今のところASSY交換しています。 |

エンジン本体はサンドブラストして汚れと錆を除去します。この写真はエンジンを黒色仕上げにする為、サンドブラスト後、脱脂してマスキングが終わったところです。 |

クランクケースを塗装後,乾燥して組みつけが始まった所です。ほかのエンジン部品も同様に作業してあります。 |

隣はピン部のアップ写真ですが、この周辺にヒビが入っているものが多く見受けられます。
今のところ、ここにひびが入っている場合修理はせずに交換します。修理してもその後大丈夫かどうか保障できない為です。このMK2はとても程度が良いです。 |
 |

そして準備していた内部部品を組み付けます。 |

クランクケースのロアケース側はシフトフォークなど点検し、悪ければ交換。程度の良いベース車輌を使用するので、この辺が悪いことはあまりありません。 |

組み付け前のシリンダーヘッド。ポートのカーボン落とし、この車輌は程度が良かったので交換しませんでしたが、バルブガイドのチェック、バルブ当たり面の修正シートカット加工、燃焼室の軽研磨加工、修正面研加工をしてあります。品質を良くする為に、面研以外は全て自社で行います。 |

これも組み付け前のヘッドを上から見たところです。バリとりなども行っています。このヘッドは程度が良かった為必要ありませんでしたが、カムホルダーをとめる6mmのネジなどはかなり壊されているものがあります。 |

ヘッドに使う内部部品です。痛んでいたり消耗していれば交換します。特にバルブとバルブスプリングは消耗するので交換する割合が高いです。 |

カムシャフト部分に使うメタルベアリングです。これは小さい部品の割りに高額ですが、バルブステムシールと共に毎回100%交換です。 |

バルブ回りの組みつけが終わったところです。 |

その後ヘッド単体でカムシャフトを仮組みして不具合がないか確認しています。 |

ヘッド単体でのおおまかなタペット調整しています。エンジン本体に組み付ければ当然クリアランスが変わるのでエンジン本体に組み付け後、微調整します。旧車の場合、この方が時間のロスが少なくミスも少なくなります。 |

スターターギヤの写真です。この部品はかなりの割合で交換する事になります。エンジンがかかりにくかったり、バッテリーが上がり気味だったりで使用すると傷んでしまいます。この車輌も交換しました。この部品はZ1系の方が、MK2系よりもはるかに高い金額となっています。 |

これもスターター回りの部品です。この部品も高額ですが交換する場合が多いです。この車輌も交換しました。 |

ライナー打ち換えボーリング+軽面研が済んだシリンダーと、コスワース製ピストンです。このエンジンはピストンサイズを75mmとし、約1170ccとなります。高級シリンダーライナーとこのピストンとの組み合わせで、高いパワーとトルクを稼ぎ出し、なおかつ高い耐久性も得ることが出来ます。 |

ピストンとシリンダーのクリアランスを測定中。どんなに信用できる会社にボーリングをお願いしても、必ず測定します。 |

同じくピストンリングの合口すきまを測定中。悪ければ交換したり修正したりします。 |

測定が終わりシリンダーをエンジン本体に組みつけたところです。 |

エンジン本体に、先ほど組み立てたヘッドを組み付けタペットクリアランスを調整します。写真ではあっという間ですが結構時間がかかります。シムは0.05mm刻みですが、クリアランスを適切にしたいのでそのまま使わず少し削って調整することもあります。このエンジンはアウターシム式なので作業はしやすいです。 |

ヘッドカバーを取り付けたところ、黒いパイプはゴミが入らないように仮のパイプをつけています。純正品のヘッドカバーガスケットはオイルにじみが激しいので使わず、社外品を使います。もちろんいくらかは漏れますがだいぶましになります。 |

ミッションのチェンジ機構部分。このチェンジのアームが痛んでいたり、あるいはリターンのスプリングがヘタっている物が結構あります。アームは悪ければ交換、あるいは加工したほうが良い場合もあります。スプリングは毎回新品に交換。 |

カバーを取り付けたところ。当然シール類は新品に交換済みです。 |

エンジンの主要な部分は組み終わり、エンジンをひっくり返しオイルポンプなど下回りを組み付けます。オイルパン回りを最後の方で組み付けるのは、こうすることでエンジン下部がフラットになってエンジンをおこした際にエンジンが安定して組みやすいからです。当店は狭いのでエンジンのジャッキなど使わないので。 |

オイルパン回りを組み付けたところ。車体に載せたら見えなくなりますが、レストア済みです。 |
|
|

カバーまで組み付けたところ。車輌購入後に、このようなバフをかけた部品を楽に維持する為の商品の、ご紹介もしています。1度きちんとバフがけしておけば維持は意外と簡単です。 |

セルモーター内部をOHしたところ。たいした作業ではありませんが、意外と手間はかかります。 |

まだ少し作業は残っていますがほぼエンジンは完成しました。 |
|