手放す理由

残念ながら時々耳に入ってくるバイクを
辞める話です。
いろんな理由が人それぞれあります。
経済的なもの、家庭の事情、ただ単に飽きたから、
などいろいろあります。
最近もHPをご覧になった方は知っていると思いますが、
当社でもバイクを降りる方がいます。
どんな理由があるにせよ、乗るのをやめる、
あるいはバイクの乗り換えでなく、売ってしまう時には
皆さん心苦しい感じになってしまうので、お客様自信から
理由を話された時以外、私から理由を聞くことはありません。
今回もそうです。
家庭の事情や経済的事情の場合はどうすることもできません。
実は私自身も、自分のバイクや車を一時的に手放すこともあります。
もちろんないと生きていけないので帰ってきますが。
ですが、バイクに問題があるときもあります。
それは、
①鋭すぎるバイクを1台だけ持っている。
これはどういうことかといいますと、ややわかりにくいかもしれませんが
アクセルを開けると、ギクシャクするほど鋭いレスポンスが過敏に反応し
気を遣い、コーナーでも荷重移動に対し鋭くバイクが反応し気が抜けない。
サスペンションも特定の決まった道で、同じようなペースで
走る分にはいいが、それ以外では硬かったり動きが良くなかったり
で路面の状況によって影響を受けやすいもの、です。
一般的には若いときや、年齢を重ねても元気な時は良いが
少し落ち着いてきたときや、疲れてくると手放してしまうことが多いです。
経済的に許せば、この場合は2台持ちで方向性の違う
物を持つのが良いです。
それが難しい人が私を含めほとんどだと思いますが、
この場合はやはり鋭すぎるものは避ける方が良いです。
リヤの車高を下げる、スプリングレートを高くしすぎない。
レスポンスを鋭くしすぎない。などコントロールできることは
たくさんあります。
この鋭すぎるバイクをお持ちの方は、追求するがために
燃え尽きてしまい、バイクをやめてしまうことが多いのです。
性格にもよりますので、私がとやかく言う事ではないのですが。
②調子が悪くていつも修理ばかりにお金と時間を費やしている。
これに関しては何年も修理ばかりしていて、結果がでなければ
嫌になるのは当然ですし、独身の時はいいが結婚したりして
自由に使える時間とお金が減れば、結果は目に見えています。
これは最初にきちんと整備、レストアしたモノを買う以外に
方法はありません。近道はありません。
③バランスの悪いバイクに乗っている。
(使用状況にあっていないバイクも含む)
これは②とは内容が違いますが①重なる部分があるかもしれません。
エンジンの調子も良く、車体もきっちり整備されているものです。
簡単に言えば各部品の組み合わせが、良くないということです。
エンジンはチューニングエンジンなのにマフラーはヌケが悪く
キャブレターも適切な混合気を送れない。
高速道路で飛ばすのが好きなのに、エンジンの特性が低中速域で
トルクがたくさん出るようになっていて高回転域では頭打ちにり、
マフラーの音が静か過ぎて高速道路で音が聞こえない。
大きな音が良いと言っているわけではありませんが。
街中を通り、近くの峠道を通って走って帰ってくることが多いのに
ホイールが重く、ノーマルより軽快感のないバイクに改造している。
などなど。
この③は意外に多く、特にエンジンは間違った組み合わせ、
あるいはボルトオンで何もせず組んでしまって、
面白くなくなっているものがあります。
高級品、ボルトオンをうたっているものであっても
そのまま組めるものはとても少ないです。
その部品を予算、時間の許す限り、コツコツ手直し調整し、
組み上げれば大きな差となってきます。
特にバイクは、機能部品がほとんど外から見える関係で、
見た目だけになってしまい、結果乗って面白くなくなって
手放してしまう方が多いのです。
「絶対こうで無ければ」を
「一度試してみるか」
ぐらいの気持ちでいると、よりよいものが得られます。
見た目も大事、乗り味も大切です。
どちらかだけだと重くなって手放す方が多いのです。
できれば、バイクに問題があっての、
そういう場面には出会いたくないと思います。
マフラー1本で全く別のバイクのようによくなることも、
点火系一つでよくなることもあります。
時には後戻りする勇気も必要です。
当社では最初の時点でなるべく良い組み合せをおすすめしていますが、
オーナーさんの使用方法、好みなどは最初から全て解るわけでは
ありません。
ですから年月をかけて、よりそれがお互いに理解していけば
理想に近いものを、飽きることなく楽しむことができると思います。