Z1エンジン完成など

この写真は完成したZ1のエンジンです。
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車体側はフレームを来週塗装し、
メッキ部品が仕上がり次第車体の組立に入ります。
車体といえば、車両の製作をする場合は、
当社取り扱いのZ系から90年代くらいのどのバイクでも、
荷重が、どこぐらいからどこぐらいまでかけて乗るかと
いうことをしっかりと意識して製作します。
当社の販売する旧車バイクは「乗りやすい」
と、よく言われますが、こういうところを強く意識して
製作しているからです。
以前私もやりすぎでミスをしたことがあるのですが、
同じ車輌で(旧車バイクの場合で)同じ場所を休まず
グルグル走るようなテストを連続で繰り返し、
またサーキット走行もこなせるように、
なども頭にあったりすると、息苦しいバイクになります。
それは当社のバイクを購入したいと考えるような
ライダーが求める使用条件と異なり、
乗るのに問題はないのですが
果たしてそれがいいバイクかと問われれば、
?がつきます。
荷重の高い方に車両のセッティングや使う部品が
寄っていってしまい、特定の使用条件では速く走れ、
楽しく走れるのですが、そこを外れると、
乗りにくいわけではないのですが安心して
走れないのです。
結果、条件を外れたり体調にも大きく左右され
ペースも遅くなる。楽しくない。
ここらへんのさじ加減はとても大切で
経験がいると思います。
当社のような雰囲気のバイクを所有したい、
あるいは所有している方たちは、
普通に短い距離から、長い距離までツーリングに使う中で、
時々飛ばしたり、ほんのちょっとだけその辺を
気分転換で乗ることにも使いたい、という方が多いようです。
ツーリングでは道の悪いところを走ることもあり、
ゆっくり走らないといけないこともあり、
ブレーキはかけないでコーナーに進入することも
しょっちゅうありますし、仲間のペースに合わせないと
いけないこともあります。
運転する側にも集中力がある時もあれば、
疲れて今ひとつの時もあります。
そのことを頭に入れて製作する必要があります。
ですので今の私の頭にあるのはサーキットのことは
ほんの少しかすって頭にあるぐらいで、
走行会をごくたまーに走るぐらい、
一般の道、街中スタートから、峠道は走るが
グルグルそこばかりは走らない、
ツーリング途中高速道路も走る、
そういうことにはっきりと重きを置いて製作しています。
以前テストライダーの方に製作したバイクを
一般道で乗っていただいた時、
好印象なのはいずれも一般道向けに意識を置いた
車両です。
自分がインプットしたものを忠実にかえしてくれる感じで、
よく曲がり、加速し、柔軟で、ということでした。
なんでも剛性が高ければいいわけではありません。
バランスです。強いものを曲げるには大きな力がいり、
それが戻る時にはその分跳ね返る力も大きくなります。
(車種によって扱いやすさ、程度に違いがあります)
そもそも私自身がたいして運転が上手いわけでもなく
荷重の高い部分のセッティングはレース専門の方には
全くかないません。
ただ、今までの経験を活かし、
それなりのペースで走ったときのことも
考えて製作すれば、安心して走れるものになります。
そういう部分の経験は大きなものです。
もちろん車輌の美しさ、維持がしやすいということも
重要なことです。
ただ、カタナのようなアップハンのGSの流れが元に有り、
旧車ではあるがセパハンが付いているようなモデルを
改造したり、
あるいはもともとアップハンで設計されたモデルに
セパハンをつけたりした場合、特定の使用条件でハンドルに
ホイールバランスが狂った時のようなフレが出る時が
あります。
このような場合は一つ一つは異常でなくても少し全体での
乗り手も含めての車両バランスが狂っている、
あるいは乗り方、乗る場所によってフレが出やすい条件に
なっている場合もあります。
以前カタナでフレが出るとのことで私が乗ると、
全く現象が出ずに四苦八苦したことがあります。
乗り方、体型が大きく違うからです。
もともとバイクは単なる移動手段のものと違い、
少しメリハリある運転をし、機能するように
できていますから、速く運転ということだけではなく
上手に能力を引き出す運転、悪い部分が出にくいように
扱っていく気持ちは必要だと思います。
特に古いバイクはオーナさんの運転が良ければ
壊れにくく、よく走り、
運転が悪ければいくら頑丈なモデルでも
壊れやすくなったり、扱いづらくなります。
この意識は常に必要だと思います。
バイクを痛めないように、素直に動くように乗る。
悪い部分がでにくいように、いい部分を引き出して乗る。
50代以上の先輩方は、こういうのが意識しなくても
そつなくできるかっこいい方がたくさんいました。
話がいつものようにずれてきていますが、
店によって基準の荷重は違って当たり前です。
自分にあった店を探しましょう。
なんでも屋?は何も考えていない証拠です。