新年の一発目に。

これがあれば頑張れる。そういうものを買おう。

今年初めての更新になりますが、
今朝、毎日行っている犬の散歩の最中に
ふと頭に浮かんだ言葉です。

このブログを読んでいただいている
皆さまと、もちろん私自身も含めてのことです。

散歩のパートナーは結構高齢犬なので、
のんびりしたペースになります。
溝をこえるときにジャンプするのですが、
その時に体調が解ります。
ここ数日少し様子が変なので、
先日いきつけの動物病院に連れていくと、
腰が悪いそうです。

人間と同じようにレントゲンを撮り、
他に悪い部分もあるので、薬でなく
赤外線、だったかな?で治療をし、
人間と同じだね、という感じです。

ここの先生はとても丁寧に説明して下さります。
うちの犬が、長生きしているのは、
その先生のおかげです。

こういう散歩の時に書きたいことが
浮かびます。

何日か前、ブログを更新しようと考えているときに、
最初は間が空いてしまっている、
Z1の製作模様のことを書こうと思っておりました。

ですが先ほどのことがふと頭に浮かび、
新年一回目だから、こういう内容でもいいかなと、
あっけなく変更。いつもこうです。

話がつながらない感じですが、
当社のお客様の中には、
上の世代の方が結構おられます。

その方たちは、気持ちも、見た目も
生き方も若い方が多い。

もうこの歳だからやめよう。
なんて簡単に言わない。
実に刺激を受け、見習わなければ、
という気持ちになります。

昨年の末、ああいうふうに生きたいと
思える人生の先輩の方と電話で話し、
すごく印象的だったのが、

「いつも全部反対されるよ」

この言葉です。

成功され、立場が上がってくると、
家族も含め、反対されることなど
ないのかと思っておりました。

でもそうではないようです。
年齢はおそらく20歳ほど上の方ですが、
元気で、とてもパワフル。
まだまだ、こうしたい、ああしたいと、
明るく具体的に話してくれます。

ですので話していて最高に楽しく
面白い。

では、私と(現在44歳)同世代、
あるいは下の世代、どうでしょうか。
「まだまだ老けこむのは早くないですか。」
という人がたくさんいる。

本当に欲しいものが、
自分にとって必要なものに出合った時、
簡単にあきらめてはいないでしょうか。

中途半端な安物を買って後悔するより、
本当に欲しいものを覚悟を決めて買う方が
良くないですか。

後は猛烈に働けばいいじゃないですか。
ただし、健康、怪我には気をつけて。

上の世代の方が、
まだまだ!と言って働いているのに、
下の世代の我々が先が不安だばっかり、
そんなことでいいのでしょうか。

中途半端なものを買ったところで、
生きていくうえで何のプラスになるのか。
まず1点でもいいから、
本気の買い物をした方がいいのでは
と思います。

最近Z1の72年製造物を買うチャンスが
ありました。

私は常日頃言っているように
年式にはこだわりが全くなく、
その物の価値のみ考えて買うので、
商売上売れる金額を予想し、
結局ここまでなら買おうという金額より
20万円ほど高かったので買いませんでした。

ですがそうではなく、
程度、状態より年式にこだわる人なら
当社以外で高くてもそれを買った方が良い。

逆に、状態、程度が良く、美しく楽しく走れる。
という部分にを重視するなら、
選ぶ会社は限られてくるでしょう。

他の方に買った金額はいいにくいでしょうけど、
家族に反対されるから、
友人に反対されたから、
なんてことであきらめるのはアホらしい。
自分の一度だけの人生ではないですか。
そこで先のことは頭に入れつつ何とかするため
知恵を絞り、行動できるのが大人でしょう。

旧車バイクに限らず何でも、
自分で感覚を磨いて、
本当に欲しいものを自分の価値観で買う。
値段が予算オーバーなら働いて稼いで
時間がかかっても必ず手に入れる。
そういう気持ちが大切ではないでしょうか。

いままでそういうものを買ったことがなく
仕事もそれなりにしかやってこなかったのなら、
本当に素晴らしいものを一つ手に入れたなら
それで生き方が変わってきます。
出合う人たちや、付き合う人たちも
変わってくるでしょう。

旧車バイクでいえば
ガレージにお気に入りのバイクが
いつでもあると言うだけで
忙しくて乗れる機会が少なくても
働くうえでそれがモチベーションの
維持につながるでしょう。

中途半端なものでは気持ちが
維持できない。

一つ本物を手に入れ、壁を一つ越えれば
自分の中で必ず何かが変わります。

欲しかった最高のバイクを手に入れれば
次には良い保管場所が欲しくなる。
整備してくれる良い店との関係も大切だと
気づける。

速いバイクを手に入れたなら、
のんびり走れるバイクが欲しくなる。

家族で乗れる大きい車を買えば、
小さくきびきびと走れる自分だけの
車が欲しくなる。

だから頑張って働く。

それを回りに反対されたから、
あるいは最初から自分で無理だと
あきらめればそれで終わり。

家を買ってすぐだから、
子供が生まれてすぐだから、
結婚したから、
車買ったから、
1台バイクを買ってすぐだから、
辞めといた方がいいんじゃね。
などと人に言われたから。

できない理由を探せばいくらでも
でてきます。

そんなことは
右から左で聞き流せばよい。

親にこうしろと言われたから
こうした。
みたいなことは20歳になる前まで、
(あるいは18歳?)
大人になったら自分で決めて、
自分で責任をとる。
大変だけど、それでプレッシャーを
感じられ、働けるのは逆にとても
幸せなことだ思います。

ホームページのスタッフ紹介の中で書いている
私が車と、バイクが好きになったきっかけを
作ってくれた親戚の方が数年前になくなったのですが、
その時、確かその人は49歳でした。

私が小学生の時の印象はとても元気のいいお兄さんで
伸び伸びと生活していたと思っていましたが、
その後会社を継ぎいろんなしがらみがあり、
思うように人生を生きられなかったのでは
ないかと感じています。

ですが私がこのような仕事をしているのを
とても喜んでくれていました。

もともと私に車とバイクの楽しさを教えて
くれた人でしたから、かなりの好きものでした。

私がなくなる少し前に会ったあと、
一度退院し、私に何か刺激受けたようで、
急に車を買いました。

それは国産の高級車で、いい車でしたが、
私としては子供のころ、助手席に
のせてもらい、ホイールスピンさせながら
走らせていた勢いの良い車と比べ、
(高い車ではなかったが)
最後の上がりの車としてはやや淋しく感じました。

ややセンチな話の締めくくりとなりましたが、
人生は一度きり、明日のことは解りません。
皆さま後悔のないように。
そしてお身体を大切に。

私どもも大切なお客様のお金をお預かりし
時間もいただき製作しておりますが、
できることはすべて行い、
これがあるから頑張れる。
そう言ってもらえるようなものを納品したいと考えます。

次はZ1の製作模様と、
きっとMK2も完成に近くなっていると思います。
マフラーの集合部までは完成したので。

コメント

タイトルとURLをコピーしました