2気筒エンジンと高出力エンジン

日記

2気筒エンジンについて皆さんどのような
考えを持っているでしょうか。

私としては今までさんざん並列(直列)
4気筒エンジンを触ってきたので、
それをひっくり返して2気筒エンジン最高!
などと思っているわけではありません。
それぞれに良いところがあるという話です。

ですが近年の高出力エンジン車を実際に
購入して運転してみると、
素人が扱うことができるレベルを超え、
扱いきれずもてあます自分にストレスを
感じたりもします。
体と目が慣れるほど
年がら年中乗れるほど暇でもありませんし。

当社と長くお付き合いしていただいている
お客様も私と同じ分だけ年齢を重ね、
最初にお話しした頃より少しバイクに対する
考え方も変わってきている事を感じる事が
あります。

20年前であれば空冷4気筒モデルであっても
速さと刺激を求めていたいた方が
目がついていかないと話されたり、
このままこのバイクと共に過ごしていくことに
難しさを感じるようになったなど
ご相談を受けることもあります。

飾っとくなり、
高出力車を所有していることに自体に満足、
もちろんそれも趣味ですから間違いでは
ありません。

ですが運転を純粋に楽しみたいと考え、
高出力車自体がお金さえ払えば簡単に手に入る現在、
シングル車(単気筒)では物足りない、
となった時にVツインエンジン車や
エンジンの能力をフルに発揮できる750ccの
4気筒車は見直されるべき存在ですね。

私的にはそれぞれの良さが良く解るので
すぐに車両入替でなく、しばらくのあいだだけでも
増車して両方乗り比べして欲しいところなのですが、
当社に入庫した車両でも1000cc以上の物、
400cc、750cc、2気筒、4気筒、6気筒と同時に
入ってきて、自動的に乗り比べ状態になりますが
それぞれに良さと楽しさがあります。

2気筒エンジンについてはそのエンジンを
縦に積むか、横に積むかでも大きく印象が
異なります。

当社で扱っているのは技術的な問題で
取り扱いできるのは90度Vツインエンジンを
縦に積む1990年代の空冷DUCATI 900ssだけですが、
よくできた車体で一般道でも9000回転の
レッドゾーンまで回し切って乗ることが可能です。

私は元々タサキチューニングを立ち上げる前から
1990年代の900ssハーフカウル車の形と雰囲気が好きで、
ビトーR&Dにいた時も取り扱う数は少ないものの
DUCATIのバイクはデモ車が会社にありましたから
多少縁もありました。

そうかといって、日本メーカーのバイクでも
出来の良いものと、悪いものがあるように
DUCATI全般が良いものというわけではないでしょう。

この900SSにしても数値上は1980年後半の
油冷GSX-R750にも及びません。

また壊れにくくなっていると言っても
メンテナンスフリーというわけでもない。
まあ、これは国産旧車バイクも同じですが、
人の手が必要なバイクです。

それでも始動時からエンジンの存在を主張し、
運転してみるとトラスフレームと軽量な車体、
そしてトルクフルな鋭すぎず、だるすぎないエンジン、
運転するたびに新たな発見があるのです。

この辺についてはまた後日書こうと思っています。

今お客様のバイクの作業をしつつ、
コツコツ作っている油冷750cc専用のマフラーも
完成が近づいてきています。
750ccのマフラーはCB750Fや、空冷GPZ750も
新たに750cc専用のものを作ろうと考えています。
小さい排気量用の物の方が作るのは難しいですね。

それについては書いている時間がなくなったので
今日はここまで。ではまた。

















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