入庫、販売済み情報と店選びなど

販売情報に紹介しておりませんでしたが
過去当社で整備販売したZZ-R1100のC型は
売約済みとなりました。
また初期型GSX‐R750も売約済みとなりました。

そのGSX-R750と入れ替えで
以前当社で部分レストアと整備を施した
GPZ900Rがもう少し先になりますが
入庫します。

ご購入いただいたお客様にも感謝ですが
ZZ-R1100とGPZ900Rを当社に戻していたいた
Y様、I様にも深く感謝です。
良いものを残し、また良い方に販売して
いきたいので。

GPZ900Rはアンダーカウルまでついた
フルカウル状態(黒赤)ノーマルマフラー、
乗り易く改良するための当社の
お勧めメニューで手を加えてあります。

FCRキャブ、マグタンホイール
リヤサスオーリンズ付き、
マスターシリンダー交換などが
すでに行われています。
走行距離約1万キロの大変状態の良い
車両です。

遠方にお住いのお客様でしたが
わざわざ当社に毎回車検を入れて
いただいている車両で
最近も車検整備をしたばかりです。
少し先になりますが入庫しましたら
写真などご紹介します。

しばらくぶりのGPZ900Rです。
アンダーカウルがついた状態の
純正スタイルのニンジャがご希望の方に
お勧めします。

お問い合わせは問い合わせフォームから
お早めにどうぞ。製作時の写真があります。
なお、過去に問い合わせいただいた方で
返信がなかったことがある方には対応できません。

お見積りフォーム|旧車バイクリニューアル販売|タサキチューニングりフォーム|旧車バイクリニューアル販売|タサキチューニング
【全国対応】長期保証付き。カワサキZ系、J系、GPZ900R、スズキカタナを中心にお客さまのご希望のバイクを探し出しオーダーメイドでレストア+オーバーホール済みで販売。チューニングも可能です。


タサキチューニングでは純正の雰囲気を多く残すが、
良く走るバイクを常に心がけて作業しています。

人それぞれの好みがありますから
原型をとどめないほどのカスタム車両から
完全にオリジナルを目指すものなど
好みによって店選びをしっかりすることが
大切だと思います。

どんな店でも得意分野がありますから
その店の得意な作業をしてもらうことが大切で
なんでも断らない方もいますが
苦手なことはさせないほうが良いですね。

以前新しめのバイクでレースを行っている
お店に用があって行ったことがあるのですが
(レベルが高く腕が良いお店です)
そこにカワサキZ1のレストア整備中のものが
ありました。

改造車という感じではなく
オリジナルの雰囲気を残しつつ
整備をしている感じでしたが
仕上がりは、ちぐはぐで残念な感じでした。

古いバイクのレストアや整備というものは
予算による影響も大きいのですが
レストアする際の色や質感や各部品の雰囲気が
とても大切です。
それが明確に解った人が
作業しないと名車でも残念な仕上がりになります。

その質感を出すことが大変難しく
手間がかかるので製作に時間が必要なんです。
何でも外注というわけにはいきません。
しかも見た目だけでなくしっかりと走り、
トラブルが少ないことも大切です。

私も含め万能ではないので
得意分野のみ仕事をさせるように
店選びをしましょう。

雰囲気を残しつつ良く走るとは
簡単に言えば純正の部品で残せるものは
なるべく使用すると思ってもらって
間違いありません。

当社もキャブレターなど純正のままでは
今でも納品していない箇所もありますが
ブレーキ、フロントフォーク、
スイングアーム、ステムまわり、
ホイールなど、もし純正のままでも
充分に良く走るのであれば
それを生かすことも考えます。

当社は部品の販売業ではないので
部品交換が目的ではなく、
そのバイク自体が良く走ってくれれば
それでよいわけです。
何でも換えるのが正義とは思いません。

オーナーさんがどのような見た目で走りたいか
それが一番で、予算と走りの面を考え
それでどうするかを考えるのが
当社の仕事です。

もちろん、フルに手を加えたものの
カッコよさも車両も多く作成し
良く解っています。
それでも見た目のバランスも考え
出来るだけ純正の雰囲気を残すことと
走りの質を向上させることと
同時に考えます。

純正の雰囲気を多く残すとなれば
足回りの純正部品をどう生かすか、
そのままではいまひとつとなった時
どうするか、ということになります。

その時に一番重要なのは
純正部品の事をよく知ることです。
私がチューニングのための部品を
製作する会社で働いていた関係で、
純正部品との違いが良く解っています。

例えばフロントまわり。
古いバイクの純正フロントフォークは
インナーチューブ径が細めのものが多く、
剛性が足りず交換しなければならないと
昔は当たり前のように言われていました。

では実際にはどうなのか?

これについては、公道を走る分には
剛性自体は殆ど問題ないですね。

つまりフロントフォーク自体は
そのままで良い場合も沢山あるのです。

カワサキZ系の純正フロントフォークは
太さ36mm、CB750Fの前期モデルは
それよりも細いくらいですが、
エンジンの出力を上げても殆どこれで
事足ります。

どちらかと言えばフロントフォークの
剛性よりも特に影響が大きいのは
フロントブレーキの効き具合と
フォークのスプリングレートです。

フロントブレーキが効くようにできれば
ブレーキング時にフォークの負担が
大きくなります。

その時に純正のフォークの
スプリングレートが足りず、
簡単に奥まで沈み込んでしまうので
扱いにくくなってしまい
それが一番の不満点になります。

その時に使えるスプリングレートに
変更できるのであればそのままでもよい。

また話は少しずれますが
古いバイクのインナーチューブは大概錆びてます。
これきっかけでフォークを換えたいと
いう方もいますが、再メッキでほとんど
対処できますから問題なし。

どちらかというとブレーキが効かない時が
困ります。

純正ブレーキが効かない時は
まずフロントブレーキのマスターシリンダーを
高効率なものに変更し、パッドの材質を換え
ブレーキホースを新調します。

カワサキ空冷GPZ750などはこれで
充分効くようになります。
ニンジャ(GPZ900R)、ZZ-R1100などもです。
(ただしフロントブレーキディスクは
レストアが難しく手間のかかるものばかりです。
その絡みでディスク交換をする時もあります)

それ等の改良でも効くようにならない時が
困ります。

ブレーキのキャリパーだけ
ボルトオンで合うものがあればそれに
交換し、かつパッドも良いものがあれば
それに変更することで解決できる時もあります。

キャリパーにボルトオンで合うものがなく
交換できないタイプや
交換しても効くようにならない時は
ブレーキディスクとキャリパー、
それに伴いキャリパーサポートという
部品が必要になります。

そうなるとその部分だけでそれなりの
金額が必要になります。
それでも20年前などに比べ
良いものが買いやすい値段で売られていますね。

またそれら部品も売られていない時や
フロントフォークに合わない時もあり
そうなるとフォーク自体も交換しないと
いけないとなり、大ごとになります。

大ごとになるかならないかは
車種や、年式によっても違うのですが
そのままで純正のものが使える時は
残したいですね。
こういう時もただ変えるのではなく
各部のバランスがあるのでノウハウが
必要です。

後ろ側ではスイングアームですね。
古いバイクは鉄のものがよく使われていますが
そのままで問題ないものも多くあります。

鉄は重く、
見た目も頼りない感じのものもありますが、
エンジン側を少々出力アップしても
大丈夫なものが多いですね。

ということはノーマルの雰囲気を
残したいならそのままで整備して
乗ることも可能なのです。

カタナ1100などはアルミスイングアームですが
まだ知見が足りなかったようで
エンジン出力などに対して強度が足りないので
見た目ノーマルにこだわらないのであれば
交換したほうが良いです。

そしてホイール。

ホイールも純正の雰囲気を残すには
残したい部品の一つでしょうが
車種によってはレストアが難しかったり
出来ない物もあります。

ホイールが傷んでいると見た目の印象が
とても悪くなります。

これも車種によっては見た目の事は
別とした場合そのままでも良く走る車種も
あります。

ただ、車重が重い車種で
ホイールサイズが太めの物などは
運転した時に著しく印象を悪くしているものも
あります。簡単に言えば曲がらない。

この場合は交換できるなら
交換してしまうのが良いと思います。

スズキカタナなどは軽量ホイールと
リムサイズの選択によっては
あの大きい空冷4発車がリーンウィズのまま
ヒラヒラと走るようになり、
押し引きの取り回しも楽になります。

色をシルバーにするなど目立たないものを
使ったりして工夫することもできますね。
スイングアームを交換するにも
やや細めのものを使うなどの手もあります。

今になってみると、
70年代~80年代設計のバイクは
純正の形がとても良い雰囲気のものが
多くあります。

改良するにしても
なるべくその雰囲気を多く残し
しかもできるだけ良く走るように
当社の販売する車両はしたいと考えております。








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