Z1製作模様のつづきです。
本日はミッション組み立てです。
一台だけ良いものを作り、
それを宣伝に利用し、納められたものは今一つ。
何度も再修理を繰り返す。
そんな話を聞いたことはないでしょうか。
どのお客様のバイクも毎回良いものを
納めるのはとても難しい。
それを10年20年と続けるのは
もっと難しい。
このそれぞれのお客様に渡している
写真1枚1枚が当社の現場そのもの、
品質そのものです。
判断は私ではなく皆さまがどうぞ。
- ミッション組み立て前。どの部品も大きく、重く、とても頑丈です。5速は少し弱いかな。でも間違った扱いをしなければ壊れません。カワサキらしい部品たち。
- 必要な部分のギヤ抜け防止のアンダーカット加工が終わり、洗浄、乾燥させてます。ある程度乾燥している方が作業しやすくなります。
- ドライブシャフト。
- ドッグ部のアンダーカット済みです。ギヤ抜け防止の加工です。きちんとシフトしない(奥まで入ってない)でギヤが抜けるのはシフトミスで、ギヤ抜けではありません。
- こういうワッシャは奥に写っているダイアルノギスで測定し、また状態も確認し、良ければ組み付けます。
- 交換する部品。品質確保のため、すべて純正部品を使います。こうい言う部品をけちってはいけません。でも高い!
- サークリップを組み付けたところ。ただ組みつければ良いということではなく、トラブルが出にくいように位置、向きを確認して組み付けます。
- このギヤもドッグ部のアンダーカット済みです。
- このドッグの数はみての通り3個。J系(ローソン系等)6個になっている部分あります。数が多い方が強くなりますが、ギヤチェンジの時渋めになります。ですのでZ1系の方がシフトはスムーズに行えます。ただしライディングステップASSY、リンクなどの部品がよいなど、回りの部品がきちんとしている場合です。
- オイル穴が見えます。
- この写真のようにオイル穴の位置が同じところに来るように確認しながら組み付けます。過去に分解したエンジンにはあっていないものもありました。Z系でも見たことありますし、水冷のエンジンでも見たことあります。
- 普段はこういうことは面倒なのでしないですが、解りやすいようにライトで穴が貫通しているか照らしてみました。
- サークリップ組み付け。こういう部品は必ず新品を使います。溝の位置にきちんと合わせます。
- ワッシャを組み付け。厚さ、状態は確認済み。
- ブッシュです。これもオイル穴あります。こういうものは状態が良ければ交換する必要はありません。
- シャフトのオイル穴と合うように組み付け。
- こうなります。これも穴がずれた状態で組み付けられていたものを見たことあります。間違えないように気をつけて組み付け。
- これもドッグは3つ。
- 写真では解り難いですが、アンダーカットの度合いはこれぐらい。簡単そうに見えますが難しく根気のいる作業です。当社は取り扱う代数が少ないので手作業です。
- ワッシャを測定。全く問題ありません。
- これも厚さを測り、状態確認。
- ベアリング。純正新品。
- サークリップを組み付け。きちんと組めているかしつこく確認。
- こちらからも確認。
- ベアリング。純正新品。高いですが新品が普通に買えるのはありがたいことです。
- ドライブシャフト側組み付け終了。
- アウトプットシャフト。
- 走行中以外は2速に入らないようにするためのボール。押しがけには便利悪いですけど。
- 先ほどのボールはこんな感じで入ってます。
- 1速ギヤ。ドッグがはまる部分に変な摩耗などあれば交換します。これは問題なし。他のギヤもそうですがドッグ部の摩耗具合を見ればどんな運転をしているか解ります。乱暴か。丁寧か。
- ワッシャ。
- このように組み付け。
- ベアリング。ドライブシャフト側と同じように組み付けます。
- こんな感じ。必要に応じてグリスなど塗って組みます。塗りすぎは無駄ですし、あちこちベタベタになっていいことは一つもありません。このようにクリーンに。
- サークリップ。
- サークリップ組み付け確認。
- やこういう厚めのワッシャは傷んでいることあります。悪ければ交換。これは問題なし。
- これもアンダーカット加工してあります。頑丈ななので強度は問題なし。
- 写真写りが悪く根元がややかけたように写っていますが問題ありません。角度はこんな感じ。レースなど特殊な用途でなければこれ充分で、むしろ浅く適切に加工する方が難しい。この角度がきつくなると強度は落ちるし、シフトもしぶくなる。
- シャフトに組み付けたところ。
- こういうものは必ず新品を。
- 向き、位置はきちんと確認。
- オイル穴の位置をきちんと確認。
- 通常はこんなことしませんが、解りやすいように棒を突っ込んでみました。
- サークリップ
- ワッシャを組み付け。ワッシャも表裏など確認。特にブッシュが入る箇所はきちんとした方が良いと思います。
- ブッシュもオイル穴の位置を合わせます。
- これも解りやすいようにしてます。目視で十分。ただこのブッシュは穴の位置が微妙に違うのでよりオイル穴が大きく通るように組みます。
- このギヤも状態良し。乗り方が良ければほとんど痛みません。ベース車両選びが間違っていると、悪いギヤが多くなるのは当然です。この辺は見る目が必要。
- 純正のベアリング。当然新品。チェーンを張りすぎる人がいますが、そのせいでこのベアリングを壊した人がいます。素人さんでなく、大体そういう場合は整備の仕事をしている人だったりします。そんな整備士に仕事を頼んではいけません。
- オーリング。ローソン系にはついていません。
- このレースは良く減っています。悪ければ交換。このZ1はとても状態が良いのでそのまま使います。もちろんベース車両が良いのです。
- この中にもオーリングがあります。交換済み。
- ミッションが組み終わりました。
コメント