GS1000朗報。

GS1000が好きな方に朗報があります。
たまたま別の調べ事をしている最中に
気付いたのですが、
この度ビトーR&Dさんから
スズキGS1000用鍛造ピストンキットが
発売されました。

いままでGS1000でオーバーホールを
行うには、やむを得ず純正品や
(もう欠品になっているかもしれません)
ワイセコなどを使っていましたが、
これでオーバーホール時によいピストンが使えます。

75mmサイズで、1144cc、
圧縮比は11.0です。サイズも素晴らしい。

今たまたま当社でもGS1000の
とても状態の良いものを預かっておりますが、
(委託販売車)これを販売する時に
良いピストンがない、ということが
とても引っ掛かっていました。

状態が良いと言っても、できれば納車時に
エンジンのオーバーホールを行ってから
納める方が費用の面でも、品質の面でも
良いに決まっています。
そのための大きな課題が一つがクリアされました。
良い部品がなくてはどうにもなりませんから。

予算の問題で納品時にオーバーホールが
できなくても、後できちんとオーバーホールの
できる部品があるというのは素晴らしいことです。

ライナーも交換できるとのことで、
最善の作業ができます。

カワサキZ系の様に
たくさん売れる商品でないのにもかかわらず、
ピストンキットを作ってくれることに感謝です。

皆さんパーツメーカーが新しい部品を作るのは
商売なのだから当たり前だと思うかもしれませんが、
CBX1000やCB750F、
このGS1000のように数がそれほどでない
商品を作るのは本当に大変なことなのです。
私は本当に嬉しいです。

ピストンキットでよい物があるということは、
良いエンジンを手に入れるための最重要
ポイントだと私は思います。

オーバーホール時に良いピストンを使う
メリットを知らず、すぐにへたる根性のない
ピストンを使う人が多くいるのを知っていますが、
私はその恩恵をよく知っているので、
それが信じられません。
知らないということはとても怖いことで、
大きく損をします。

どうせエンジンを開けるなら、
確実に結果がでる物をお勧めします。
エンジンでまずお金をかけるなら絶対に
ピストンまわりです。

他の物よりもいくらか高いものであるのは
確かですが、くだらないピストンを使い、
走りも対して良くならず、
すぐにへたって何度もエンジンを
開けるよりはるかに安く済みます。
何度もエンジンを開けて儲かるのは
その作業を依頼されている店(人)だけでしょう。

一番のメリットを受けるのは
そのバイクの持ち主でなければいけないと
思います。

当社の旧車バイクユーザー支援会、
無料メルマガ会員様の第9回ピストンについて
書いている文を一部分ご紹介します。
(伝わりやすいように少し変更追加しています)

コスワース製、JB製の鍛造ピストンを
私たちの様な一般道で乗るバイクに使う
一番のメリットは、新品時から比べ、
長く出力の低下が起きにくいということが
一番だと思います。しかも高出力で。

コスワースの時代から言えば
私はこのピストンを20年以上実際に
使っていますが、
ライナー打ちかえとセットで作業し、
一般道で使用している当社のお客様で、
出力の低下で再オーバーホールが
必要になったことは一度もないほどです。

つまり良い品質のシリンダーライナーと
適切なライナー打ちかえボーリング、
プラス修正面研を行えば、
距離を重ねても出力の低下が少なく済むと
いうことです。

ピストンは燃焼ガスに直接さらされるため、
高温、高圧に耐えなくてはならない部品で、
さらにシリンダー内を上下に高速往復しますから、
この往復運動時コンロッドや、クランクシャフト
の負荷を減らすため、なるべく強度を落とさずに
同時に軽量化も行わなければなりません。

このために極度の圧力下で鍛造、熱処理後に、
精密切削加工されています。

以上なのですが、
さらに良いピストンキットには
良いガスケット、ピストンリングも付属します。
これもとても重要なことです。
ピストンだけ良くてもダメなのです。

おまけの話ですが、
当社では届いたピストンのリセス回りの角を、
(バルブがピストンに当たらないようになっている
削られてへこんでいる部分)
少し丸めるために最初にバリ取りで
ほんの少し削ったりするのですが、
アルミとは思えないほど硬く、それだけでも
根性があるのが感じられます(笑)

そんな良い物が自分のエンジンに使われている。
私はそれだけで嬉しく思えます。
そして乗っても結果が体感でき、長持ち。

話は変わって、
今回紹介している写真は、
当社で車両を販売したお客様からの
ツーリング時の写真です。

この2台にもコスワースピストンを使用し、
ライナー打ちかえも同時にしています。

FX750の方は、
納品してから約5万キロ走っており、
今回お盆休みに秋田~福島~新潟
1000kmほどのツーリングに行かれた時の
写真です。


出発時は雨だったとのことですが、
その後は天気に恵まれ、大満喫のツーリングと
なったとメールをいただきました。

Z1000R2の方は
北海道ツーリングなどの写真です。

北海道ツーリングでは2500キロほど走り、
一週間の日程で、トラブルは、シフトレバーの
ネジが緩んで脱落したとのこと。
『こんなところがゆるむのか!?』
でしたがこれもまたイイ勉強になりました。
とメールいただきましたが、
他の方にも参考になると思います。

ロングツーリングに行かれる時は事前に
各部まし締めしていただく方が良いです。

古いバイクには元々緩みやすい箇所が
車種ごとにありますが、
(例えばスズキのカタナであればエンジンマウント
回り)使う方によっても緩みやすいポイントが
人それぞれあります。
だいたい同じような箇所が緩みやすいです。
日頃の運転、使い方で緩みやすいポイントが
解っていれば出先でのトラブルが防げます。

古いバイクのネジ、ボルト類は必ず緩んで
きますから、なるべくバイク屋さん任せに
全てしないで、時々でよいので時々まし締めを
行うことをお勧めします。
ロングツーリング前や、半年に一回程度。

特に高速道路や、空いた道を走ることを
長く走る時は似たような回転域で走りますから、
同じ箇所で共振が起きやすいので
意外なところのネジやボルトが緩みます。

以下いただいたメールの一部抜粋です。

いたるところでカワサキ好きの方々に
声をかけていただきました。
『素晴らしいローソン!ロングツーリングに
使うのはすごく勿体無いけど粋ですね』と
皆さん同じ事を言っておられましたが、
ごくまれに、旧車でソロロングツーとは
よほど自信がなければこれないよね。
と核心をつく方も。
そう言う人の大半はやはりZやcbなどを
所有してて治し治し我慢して乗られてる方たちでした。

とのことです。
シフトレバーのネジの脱落はホームセンター前で
気付いたとのことで、私(田崎)も本当に運が
良いと思いました。

バイクの楽しみはロングツーリングだけではなく、
人それぞれでよいと思います。

ですが当社で一番大切にしていることは、
古いバイクであっても乗りたい時に乗れ、
行きたいところに行ける、です。

さらに言えば突然お金のかかることが
少なく、維持費が計算できることです。

もちろんそれにはまともな車両をベースに
徹底した整備を施した後に納品すること。
当たり前ですがこれはとても大変。

納品後は時々まし締めすること、
1年あるいは2年ごとの車検時、
諸事情でそれがかなわない時は5~6年に
一度でも良いので、その車種のことを
本当の意味で理解している方に点検して
もらうことです。

自称プロではダメです。それだったら、
ご自分で勉強してする方がマシかも
しれませんね。

今回の最後に、
フェイスブックのコメント欄から、
当社で販売している車両の価格を
ご質問いただく事があります。

この点については深く考えずに
お気軽にいただきたいと思います。

ただ当社では一度フルレストアしたもので
あったり、過去整備を徹底して行い当社で
販売したバイクであっても、
古いバイクは必ず納車前にもう一度必要な部分に
整備し、納品すべきだと考えています。

古いバイクも販売された時は新車です。
それがダメになっているのは
そのあとの整備が行われていなかったり、
間違っているからです。

それと同じことをしていたのでは、
今、状態が良い古いバイクもあっという間に
ダメバイクになります。

そこに断固反対したい。
だから、まともな店があるのなら、
個人売買でなく、一度まともな店を通し
販売する。

あるいは個人売買であっても購入後に
キチンと整備する。
そうであってほしいと思います。
そうでなければ世の中からまともな
魅力ある古いバイクはなくなってしまいます。

また購入時にはローンや、気持ちの面でも
勢いがあってまとめて整備できるものですが、
いったん納品されると日頃の生活もありますから、
大きな金額はかけられないことが多くなります。

できるなら貴重な良い古いバイクは
良いものとして乗っていただきたい。

一度充分に整備されたものであれば、
すぐにもう一度再整備する必要はない箇所も
ありますが、新しく購入する方が
どのような状態で使いたいか、
つまりどのようなバイクに乗りたいかにより、
金額が変わります。

ですので何も解らない状態では
返答することができません。

最初のお問い合わせはコメント欄でも
良いですが、そのあとは当社ホームページの
無料お見積りフォームなどから
お問い合わせいただければと思います。

お手数ですがよろしくお願い致します。

なお先日お気軽にお問い合わせをと、
こちらで書いたところ、
実際にお問い合わせいただいた方が
いました。
やっぱり良い物を手に入れるには
行動力しかありません。

投稿者: 田﨑 隆一

タサキチューニング代表です。よろしくお願いします。

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