初期型GSX-R750とステップバーの話

販売車両

1987年初度登録の初期型GSX-R750ノーマル車が
入庫します。興味がある方はご連絡ください。
整備後に販売します。
早めにご連絡いただければ色なども選べます。

入庫したら車検を通し、試乗確認して
どのような整備をするか報告いたします。

それとは別に在庫している販売車両の
GSX-R1100は全部ばらして作業を行いますが、
今回の750の方はそこまで大掛かりな作業は
いたしませんので200万以下で販売予定です。
1100より約20キロ軽いところが強みです。
連絡はお早めに。

写真はGPZ900Rのステップです。
GPZ900Rのステップバーは主に2種類、
足をのせるゴムの部分が中空になっておらず
全てゴムになっている写真のタイプが
前期のタイプです。
足をのせるとしっかりした感触になります。

後期モデルになるとステップバーの
ゴム部分が中空に変更され、足をのせた時
ぐにゅという感触になります。

当社でノーマルステップ付きで販売する時には
後期モデルであっても前期モデルの硬いタイプの
ステップバーに変更して納品しています。
これは今後も部品が欠品になっていなければ
そうします。

またもっと古いZ1の純正ステップバーも
グニュグニュ、フニャフニャではありません。
Z1もスポーツバイクなのです。
整備されておらず、軸部分のブッシュがダメになって
フニャフニャになって下に下がっているものがあります。
それをきちんと整備するだけで積極的に
曲がれるようになります。

そもそもステップバーは何のためにあるのかといえば
バイクを積極的に操るためについています。

パーツリストを見ると、車種によっては
フートレスト(footrest)と書いているものもあり
足置きのような感じの意味でつかわれます。

ですがアメリカンタイプなどではない
通常のロードバイクでは本来その使い方は正しくなく、
バイクを操る時、実際にはステップは
単なる足置きではなくハンドルなどと同様
積極的にかかわり操作の元になる部品です。

この時にこの部分がフニャフニャだったりすれば
力が逃げてしまい人間が思うように
操作などできるはずもありません。

ではなぜGPZ900Rの後期モデルでは、
このフニャフニャゴム付きのステップバーに
なってしまったのか?

これはよくある話で、初期モデルというのは
メーカー、設計側の意図がストレートに表れた
バイクになります。

それを実際に世の中に売り出すと、
買う側(買った側)からの意見や、
今までの前例から後期モデルはこう変更されてきた、
後期モデルは良い悪いにかかわらず前期モデルとは
何かかえなければ、違いを出さないといけない
という話が出てきます。

カッコ悪いカラーリングが出てくるのも
そのせいです。
たくさんバイクを売りたいわけですから
それは当たり前のことです。

ですがその変化が常に正しいとは限らず
全てではないにしても前期モデルの方がよかったという
箇所も沢山あるわけです。
機能部分でコアになる箇所はやわな意見は
突っぱねるぐらいのものがいいですね。
難しいでしょうけど。

どのモデルも初期モデルは刺激があり尖った性格の
ものが多く、それはZ1でも、ZZ-R1100であっても
そして同じく当時世界最速を目指したGPZ900Rでも
同じことと言えます。

それが後期モデルになると軟弱になり
足をのせておけばよい的なステップバーがついたりします。
振動が足に伝わるのを減らしたいのでしょうね。
くだらない。こういうのが事故の元です。
そもそもバイクはボーッと走るのが一番危ない。

たかがステップ、されどステップで、
フニャフニャのステップバーで積極的に操れる
わけがありません。
少し前に持っていたニンジャH2、
在庫販売車両のCBR1000RRなどは、
よりスポーツ性を高めたモデルですから、
(新しいモデルで元々古いバイクに比べ
振動自体が少ないですが)
そもそもステップバーにゴム自体もついていません。

逆にネイキッドモデルで純正では柔らかめの
ステップバーを付けているモデルもあります。
つまりノーマルで乗る時は全体のバランスで
積極的に操るスポーツバイクではないよと
言っているわけです。

ですがチューニングなど手を加える時には
より積極的に操り、運転が楽しめるようにしていく
方向です。わざわざどん臭く、鈍い方向に
する人はいないでしょう。

では社外品のスポーツ性が高くなる方向の
ステップキットに変更する時、
ステップバーだけがスポーツしておらず
フニャフニャだったらどうなるか、
それはブレーキを掛けながらアクセルも開けるような
モノで、商品として成り立ちません。

製作者が鋭い方向か、鈍い方向かどちらかはっきりと決め、
物を作るから、多くの部品がたくさん集まって
一台のバイクなった時にも、まとまった良いバイクに
できるわけです。

では当社ではどういう考えなのかといえば
バイクはボーッと乗るには危険な物、
時にのんびり流すことができるように
懐深くといいますか、許容範囲を広く作っておくのは
当たり前にしても、
やはり積極的に楽しく操るバイクを目指しています。

ですので当社の販売する殆どのバイクは
堅いゴムがついたタイプのステップバーが
ついたものばかりです。

負圧式キャブも好きではない。
寝とぼけたアクセルを開けても加速しない
セッティングも好きではない。
フン詰まりのマフラーも好きではない。
自分なりの芯があるからこそまとまった
バイクにできるわけです。

ではフン詰まりマフラーや、運転して
楽しくないバイクを作ってと言われたら?
その依頼は断っても良いと思います。
そして積極的に楽しく運転する
バイクがよいと言ってくれるお客様のために
時間を使います。

小さなバイク屋ですから、
大きなメーカーのように万人向けの商品を
作る必要もないのです。

万人向けが好きなのであればディーラーで
働く方がいいですよね。
当社はディーラーではありません。
古いバイクのレストア、チューニング屋です。

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