販売車両GPZ750です

販売車両

販売車両の写真は文章の最後に載せてあります。
整備の仕事をしている中の不思議なことの一つに
同じ車種や、似たような内容の整備の仕事が続くと
いう事があります。

同じ車や、バイク系統の仕事をしている方は納得して
いただけると思います。

例を挙げれば普段めったに出会う事すらないCBX1000が
一台入ってくると、続けてもう一台CBX1000が入ってくると
いう感じ、また修理であればキャブがらみのエンジン不調が
一台入ってくると、続けて同じ内容の修理が
立て続けて入庫したりして、本当に不思議です。

これと同じようなことが何度もおきているのですが、
以前販売したNS400R。普段は出会う事すらほとんどない
珍しい車種なのに、一時期10台近くのNS400Rと
出会うことができて、その中の一番良いと思うものを
手に入れて販売しました。

本当に不思議なものでその後は一台もNS400Rが
入庫はもちろん、話すらない。
あの程度の良い一台を購入された方は本当に運が
良いと思います。

で、今回の話。
以前GPZ750の程度が良いものが入庫して(売約済み)
色も程度も同じレベルのGPZ750が入庫しました。
先日一台販売したばかりなので少し手に入れるか
考えたのですが、こういう物は一台逃がすと
不思議とその後良いものが出会えなくなるもので
購入することにしました。

この車両はハンドル、フロントのブレーキマスタ-
が交換されている程度でノーマルの車両ですが、
独立してから25年弱、
今までにない初めての経験をさせてくれました。

この交換されているハンドルもしっかりしたつくりで
やや手前にハンドルがきてポジションも良いです。

その経験は、旧車バイクの純正キャブレター
(負圧式)がついたもので初めて本来の調子で
走る車両に出会ったという事です。

ZRX1200Rぐらいの新しめのバイクでは
純正キャブがついていても本来の調子で走るものは
当たり前です。

もちろんZRX1200系になれば純正キャブによって
エンジン出力が抑えられ、運転して楽しくも
なんともないのですが。
本来の性能で楽しく走りたければ要キャブ交換です。

そうではなくて空冷GPZ750のように古いバイクで
低走行距離、乗っていない時も多かっただろうに
その中で本来の調子、性能で走るものに出会える
ことはほとんどない。

古めのバイクに負圧式キャブがついているものでも
動くことは出来るし、空ぶかしでは好調というものは
あります。
でも実際に走れば力がなく、とにかくトルク感がないもの
ばかりです。

こういうキャブは気化されていないガソリンが
エンジン内にじゃぶじゃぶ入っているものが多く
そうなれば走って力がないだけでなく
エンジンオイルをガソリンで希釈してエンジンも
傷めます。
もちろん燃焼室内にもカーボンが溜まります。
そういう事を知らずに不調のキャブで
そのまま乗っている方が実に多い。

逆に昔から乗り続けている車両でキャブが好調で
あっても、そういう物は走行距離が進んでおり
エンジンが消耗していたり、車体全体の
コンデションとしては下がる。
それではレストアやオーバーホールをしてからで
ないと当社では売れないので販売費用が
高くなる。

そうではなく、写真のGPZ750は低走行車両、
純正キャブ装着車であるにもかかわらず、
本来の調子で走り、
低回転域から中回転域まで充分なトルクがある。
さらに7000回転から10000回転の
レッドゾーン手前まで力強くスムーズに気持ちよく
吹けていきます。
こんなこともあるのかと思いました。
もちろんこのキャブのまま販売するとなると
もっと距離を走って確認します。
今30キロ位走ったところです。

本来の調子で走っていると言っても
FCRキャブなどの強制開閉式のキャブに比べると
同じに走るわけではありません。

これは負圧式キャブは構造上、
アクセルを開ける→負圧が発生する
→スロットルが開くというプロセスを踏むため
どうしてもそうなってしまいます。

今回言っているのはFCR、TMR、CRと比べてどうなのか
ではなく、旧車バイクで低走行距離、負圧式キャブなのに
本来の性能、調子を発揮しているバイクに出会ったと
いう事です。まさに奇跡。

この車両はその他の部分も全体的に
コンディションが良い。
オリジナルに近い状態で乗りたい方にお勧めします。

かといってエンジンの走りが良いからと
そのまま乗れるわけではありません。

まずヘッド部分からのオイル漏れがあります。
古いバイクの低走行車はヘッドガスケット部分からの
オイル漏れが多く発生するのが当たり前、
シリンダーから上を降ろしてガスケットなど
交換する必要あります。

おそらくこういう部分があったから前オーナーは
手放したのではないかと思います。

足回りは乗って特に問題ありませんが、
ステムベアリングに少し違和感があるので
要交換です。

サイドスタンドの傾きが大きいので
修正。

後は当たり前の消耗品タイヤ交換、足回りの
整備などですね。

錆が出ているマフラーは外観をレストアして
からの納品。これはサービス。

修正箇所が少ない為、マフラー以外の
レストアを施さなければ200万円弱で販売可能です。
またFCRキャブは注文済みなので
交換は可能。エンジンも部品は欠品になると
悪いので純正部品は一通り手に入れてあります。

仕様により販売価格が変わりますが、
ご希望の金額を記入の上問い合わせフォームから
お問い合わせください。
お問合せを先にいただいた方を優先いたします。
また連絡がスムーズにとれない方の場合は
順番が変わることがあることをご了承ください。

なを、遠方の方は大変だと思いますが
出来るだけご来店していただいて直接見た目の
状態確認をお願いいたします。

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