販売車両900SSと1年の締め

販売車両

1年の終わりに近づいていますが
まだまだしなければならないことはあって
ガサゴソやっております。

したがって全然休み気分ではなく
入庫した900ss、走行距離15000キロ弱を
紹介します。
フロントブレーキの下手くそが作った
ブレーキホースがカッコ悪いので
すぐにでも作り直したくてしょーがないのですが、
整備するときにまとめてしないと無駄が
増えるのでとりあえず我慢です。

今回のものは92年式ぐらいだと思います。
いつものようにほぼノーマルの状態で手に入れ
試乗確認しました。

すこし前に紹介した94年式900ss(売約済)
とは違い車検が残っており、
また走行距離もそれよりも1万キロほど
多く走っているため状態確認の試乗をします。

電気仕掛けのものはほとんどついておらず
機械そのもののバイク、
余計なもの、制御がされていないからこその
面白みを感じることができます。

先々フルカウルのものも程度の良いものが
あれば手に入れたいと思っていますが、
私はハーフカウルのエンジンが見える物の方が
どちらかといえば好きですね。

エンジン始動はセル一発ですぐに目覚めます。
驚くほど始動性がいいですね。
軽く暖機をしてすぐに走り出すと
軽やかに走ることができ、
ああ空冷ドゥカティだなとあらためて感じます。

この900ssに対し、
気難しい印象を持たれている方もいるかも
しれませんがそんなことはなく、
運転して明るい気分にさせてくれる
そんなバイクです。

エンジンは2気筒のLツイン、
人間の記憶なんていい加減なもので
もっと振動が大きいと思っていましたが、
そんなことはなくむしろ心地よい感じです。
角が丸いとでも言いますか。

エンジンも無理に高出力を狙っておらず
(そういう高出力車は別車種であるので)
フレームなどの兼ね合いからこういう印象に
なるのでしょうね。

それでも排気量は900ccで一気筒あたり
450ccもありますから充分にパンチがあり
車体も軽い為、アクセルを開ければ
思うように加速していきます。

マフラーもキャブもノーマルですが、
好調そのもので前回試乗したGPZ750を
思い出させます。

ステムベアリングが少し悪い感じで
そこの部分は要整備ですが、それ以外は
すぐにどこかをと、問題を感じる所がありません。

ホイールもノーマルですが軽快に走り、
エンジンもレッドゾーン近くまで回しましたが
軽い印象のドドドドのような感じで
気持ちよく吹け上がっていきます。
マフラーを交換すれば高回転域も
もっと伸びていくでしょう。

以前乗った時の記憶はほぼ抜けてしまっており、
割とフラットなエンジン特性だと勘違い
していたのですが、明確に中回転域から
パワーが立ち上がり面白いですね。

ビトーR&Dのメカニック時代にデモ車の
この型の前の900SSとモンスター900は
乗っているのですが
かなり記憶は薄くなってきています。

ドゥカティもこの後世代ぐらいから水冷式
エンジンになり、またキャブレターから
インジェクションにされていきます。
正に貴重な世代で、ただ動かしていくだけなら
難しい部分が全くありません。

ハンドルの角度を変えたい感じはありますが
足つきよく、ハンドル、シート、ステップの
位置関係もリラックスできるものです。

運転してあらためて感じるのはその丁度よさです。
ポジションにしてもエンジンの特性、
車体のサイズ、重量、扱いやすさにしても、
古くさいな~と思う所はなく、かといって今の
バイクのようにシュンシュン走る感じでもない。
丁度よいアナログ感ですね。

またリヤショックについてはすでに
オーリンズを注文済みなのですが、
ノーマルでも走れるなと正直思いました。

新車で販売されていた頃はどうしても見方が
シビアになります。
そしてこの車種はフロントフォーク側よりも
リヤショックの方が気になったものです。

それから30年ほどたち、
評論家でもないのに以前のように
悪い部分を探して乗るようなこともなく、
フラットな感覚でバイクに接していますから
普通に乗るだけなら整備さえすれば
乗れるなという印象です。

まあ、それでも走っていくうちに
換えたくはなるのですが。

今こういうバイクに乗るなら
目を三角にして乗らずに
楽しんで運転することができますね。
時間が経つことによって良いこともあるのです。
しかもノーマルで乗るなら金額も安いですし。
そして手を加えていっても良い。

ちなみに純正部品も欠品少なく殆ど
欲しいものは手に入ります。
こういうところも素晴らしい。
カワサキの旧車のように共通部品が
多いのでしょうね。

1年間、意識してこうやって今までと違うもの、
いろいろな車種に触れてきました。
年齢を重ねるとどうしても頭も
体も硬くなってきます。。

そういった中で、1年間意識して違うものに
触れるようにしてきました。

今まで扱っていた車種で当たり前と思って
いた部分も実はとても良い所だったと気づき、
またあらためて面白いバイクは
まだまだあるぞと思い出させてくれます。

高いバイクだけが面白いとは限りません。

私がこの業界に入る前、カワサキZ系だって
30万円ぐらいでベース車両が買えたものです。

その時からZを強烈に好きな方はいて、
自分の価値観で手に入れて、
安く買えた分存分に改造したりして
楽しんでいましたよね。

人気が出たから買ったのではなく、
Zが好きだったから買っていました。

沢山の人がいいと言ってから買うのではなく、
自分で考えて楽しそうなもの、自分に合いそうなもの、
好きなものを見つけましょう。

私自身も1年でいろいろ触れましたが
まだ買いやすい金額のバイクで
面白いバイクは沢山ありますね。

来年も程度の良いもので面白そうなもの
皆さんにぜひ乗ってもらいたいものを手に入れて
いきたいと考えています。
整備するとすごく良く走るバイクが
あるんです。

あ~早く頼んでいる外装の色塗りが
あがってこないかな。
それ待ちが沢山あるんですよね。

では販売車両 ドゥカティ900SSです。
この車両はノーマルに近い状態で
整備のみ行って販売も可能です。

面白いのでぜひ乗ってみてください。
問い合わせはこちらからお願いします。

お見積りフォーム|旧車バイクリニューアル販売|タサキチューニングりフォーム|旧車バイクリニューアル販売|タサキチューニング
【全国対応】長期保証付き。カワサキZ系、J系、GPZ900R、スズキカタナを中心にお客さまのご希望のバイクを探し出しオーダーメイドでレストア+オーバーホール済みで販売。チューニングも可能です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました